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イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

菜食晩酌日記 第15回 グリラーファンクラブ

久々に菜食晩酌日記なわけですが、のっけから朝食のフレンチトーストもどき(卵なし)です。

最近グリラーという魚焼きグリルで使う陶器の調理器具を買いまして、これが便利で最高であるというお話。

これです。黒の他にもかわいい色のバリエーションがあるみたいなんですが、使ってると蓋の裏側とか焦げ色がついてくるんで、そういうのが気になる方は濃い色を選ぶといいかもしんない。

 

わたしは焼き野菜とか好きなんですけど、魚焼きグリルの網に直接だと、あとでグリルを掃除するのがちょっとね、とかありますし、オーブンだと最近電気代も気になりますし。うちは再生エネルギー100%のところと契約してますんで、本当だったらガスより電気を使ったほうがいい(※文末注)んですが、ここんとこの世情、電気代がアレですよね、うちの再エネは市場価格連動プランですんで、毎日スポット市場の表とにらめっこしてますと夕方はやっぱり高い。そういう夕飯時にオーブンでじっくり、的な料理にためらいを感じる今日この頃。悩ましく思っておりました。

で。このグリラーは最初に加熱してから陶器の遠赤外線で余熱調理ができるらしく、それならまあマシかもしれないかしらん、と思いまして導入に踏み切りました。省エネ調理といえば圧力鍋があるんですが、あのう、ばかみたいな話で恐縮ですけど、わたし圧力鍋は若干怖いんですね、なんで、あるけどあんまり使わない。それに比べるとこれはかなり手軽そう!

と、また脱線してきたんでグリラーに話を戻します。使い心地なんですが、よいですねー、これ。材料切ってグリルにつっこんで10分ぐらい火にかけて、あとは15分〜30分ぐらい放置しとくと、いい感じに火が通っておいしくできてます。うちは菜食なんで肉や魚などではどうなのかわかりませんが、野菜やきのこはホクホクです。きのこ!ああおいしいのよきのこ。ただ、根菜はやっぱりちょっと火を長く通さないとかな、と思うんで、わたしは根菜、だいこん、じゃがいも、里芋は先にレンジで3〜4分チンしてから焼いています。(それも省エネ的に微妙な気もしなくもないですが...。)あと、そういうのは薄切りにして入れれば火が通りやすいので、ゴロゴロ感が必要ない場合は薄切りで。

 

上のフレンチトーストはフライパンでやるより表面カリッと中ふっくら、がいい感じにできますし、りんごやさつまいもなんかを切って焼くのもオツです。ヴィーガンバターとかシナモンとかまぶして焼くと、うーんいい香り。

焼き野菜は、切って少し油で揉んでからだだっとグリラーに入れ、10分加熱、15分放置、焼きあがったら蓋をあけて最後に1分ぐらいまた焼くとちょいと焦げ目ができて、そこにドレッシングとか塩とかお好みでかけるだけで立派な一品。ズボラーに最適なグリラー(無駄に韻を踏む)、毎日のように使っています。

 

調理例。

↓カリフラワーときのこと厚揚げ。ポン酢など垂らしていただきます。

↓薄切りのじゃがいも(下の方にあるんでよく見えませんが)とズッキーニをパン粉焼きにしました。チェダータイプのヴィーガンシュレッドも散らして。

↓これはゼロミートのハンバーグタイプを付け合わせ野菜と一緒に焼いたもの。

↓かぶは焼くと甘くなって最高ですね。あつあつに醤油麹とマスタードなどのドレッシングをかけて。ただ、葉っぱは焼きすぎると焦げます。

↓れんこんとこんにゃくをめんつゆに浸してから焼きました。すこし味がしみたほうがいい感じのものは先に浸してから焼くといいと思います。

↓安納芋をサイコロ状に切って焼きました。お手軽デザートです。

などなど、まあ、うちのごはんは普段着ですんで盛り付けとかざーっとしてて若干ステキ度に欠けますが、ネットをみるときれいに並べて焼いたりしてる方がたくさんいて、フォトジェニックなんですねー。感心しちゃいます(が、見習わない人)。とにかく、簡単なのに味も見た目(は努力次第)もご馳走っぽくなりますんで日々ちょっと楽しいし、とにかく楽チン!

注意点としては、取り出す時にちょっと気をつけたほうがいいというか、グリルには長手方向に入れるんですが取っ手がこれだと使いにくいので、取り出す時には取っ手じゃない方向を鍋つかみとかで持って取り出したほうがいいです。あと、出来立てのグリラーは必ずなべ敷きとか引いたほうがいいです、うっかり炊飯器の上においた時があって、炊飯器の蓋が若干溶けました。(台所が狭いと置き場所がない時もあるのさ、ちぇっ)また、基本的なことですが出来立ては熱いんで火傷注意です。

あと、グリルの形状によっては「グリラーがグリルに入らない」という悲劇的展開になるらしいんで、もしも買おうかな、という方がいましたら、買う前にサイズは気をつけた方がいいです。

 

ではではー。

 

 

※余談ですが、ガスって結局メタンガス、化石燃料なんですよね。

以前にも紹介した気候学者のピーター・カルマスさんが関わっているEarthhero.orgという気候アクション推進団体があるんですが、その団体が日々個人が取り組める気候変動対策を紹介するアプリ「Earth Hero」というものを出していて、わたしはそのアプリを見ていちおう環境負荷の低い行動などをチェックしているんですが(全部取り組めているとは言ってないですよ、ははは)、そこで紹介されているアクションの中にも天然ガスをメタンと呼ぼう」という取り組みがあります。環境負荷を知るには、まず正しい名前を知ろう、ってことらしいです。

メタンガスは温暖化係数でいうとCO2の25倍ありますが、これはガスがガスのままで大気中に放出されると、という意味ですので、メタンガスを燃焼させると分解してCO2と水になりますね(というのは高校の化学で習ったはずなんですが、わたしのような非理系脳は忘却の彼方だったのでおさらい)。化石燃料を燃やすとどうしてもCO2が出るわけですね。

ただ、放出されるCO2はメタンそのままが放出されるよりは温暖化係数自体は下がってるということにはなりますけど。

ちなみに、温室効果ガスを評価する場合には温暖化係数以外にも「大気寿命」という尺度もありまして、メタンガスはCO2より早く大気中から消滅します(12年)が、CO2はすでに大気中に莫大な量がある上に減衰の速度も遅いと言われています。ここがややこしいところで、根本的には「CO2は増えたが最後減らないで積み重なるのみ」というような状態になってるらしいのです。なので、これ以上CO2を出さない、というのもやっぱり非常に重要とのこと。

いっぽうで、メタンガスも今現在の気温に対しては温暖化係数が高いだけあって影響多大ですんで、例えば北極の氷床を「今」溶かしたりなどには大きな影響があります。いったんある時点で氷床が溶けて地球上からなくなっちゃったら、その後にいくら対策して温室効果ガス放出を減らしてももう氷床は戻ってこない(残念ながら巨大な氷床を再び作る冷凍庫はないんですねー、地球)のでまさに「覆水盆に帰らず」状態、気候変動は避けられなくなっちゃうんですね。

なので、「両方これ以上極力増やさないで、気温上昇を産業革命以前から1.5℃までで抑える」がカタストロフィー回避の鍵、ということらしいです、ふう、長い。(詳しくはこちらでわたしのような素人なんぞよりちゃんとプロが解説してますのでどうぞ)

 

そんなわけで、一般的にはガスのほうが石炭や石油燃料由来の火力発電である電気よりは省エネなんですが、そうは言っても、再エネ100%電気を使ってる場合には再エネは化石燃料フリーですから、ガスよりもなるべく電気を使ったほうが脱炭素対策にはよいわけです。

話を我が家の事情に戻しますが、じゃ、こないだガスコンロが壊れて買い換えた時にそこまでわかってるならIHにするべきじゃない?わたし。だがしかし。うちのキッチン、ガスコンロまわりに電源見当たらないのでなんか大規模な工事&出費が必要な予感、というか、そもそも契約が40AでしたんでIH使えないらしく、そのために契約アンペアを増やすのもそりゃそれで本末転倒じゃない?などと逡巡してたらよくわからなくなってしまいまして、結局ガスコンロを使っております。(で、じゃあせめて省エネ調理器具を...と冒頭に戻るんですね。シャトルシェフも買おうかな...)

給湯器が壊れた時も、本当はヒートポンプのエコキュート的なものにしたほうがよかったんですが、どうも共同住宅だと難しいですし、導入の初期費用も高ーい壁でしたんで従来型の給湯器のままです。こちとら老後の年金にも不安しかない、明日をもしれぬ零細個人事業主なもんで、巨大な地球の危機に対してせせこましい庶民の事情のほうが天秤で勝ってしまい、なかなか理想に現実(というか経済状態)がついてかないもんです、とほほ。

と、なにをするにも個人でやるのには限界がありますし、ただでさえ不景気であらゆるものが値上げするわ税金は上がるわ賃金は上がらないわみたいなご時世、寒い中暖房費や食費を節約するともう人権の問題に関わりますよね。ある程度生活にゆとりのある人が自分の環境資源の無駄遣いを自覚して減らそうと自主的に取り組むならいいことと思いますが、生活が苦しい人に節約しろっていうのは無茶な話です。上に書いたEarth Heroみたいなものも、個人が見るのもいいですが、本当は企業や政治行政をやってる人が見て「人々がこれを達成するために企業や行政ができる対策は何か」を知恵をしぼってもらいたいというのもありますね。

例えば、「日本中全戸無料で家のインフラの脱炭素対策しますよ、断熱リフォームも、給湯器交換もガス台交換、ZEH化どんとこい!」みたいな夢のような政策があったりしたら、気候変動対策も進むしみんなの住居が快適になるしでいいことづくめと思いますが、ま、今の所まだ夢ですね。って、チンタラしてるうちに時間切れになっちゃわないか。(なにこの注釈、無駄に長くて最後は愚痴っぽくなっちゃいましたね、おしまい)

 

カレンダーについてのお話 3月 おやつの時間

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さてさてさくさく紹介していかないと。

3月のカレンダーはおやつの時間です。おやつを食べてる時って、なんだか子供みたいな気持ちになりますね。昔、杉浦日向子さんの「4時のオヤツ」という短編集が好きでした。誰かと一緒でも、一人でも、ちょっと浮かない事があった時、失敗しちゃった時、仕事に集中できない時、お茶と甘いものがあれば、少し心が和んだり、気分がよくなったりしますね。おやつは心の栄養なのです。

 

ちなみに、わたしのおやつ時間はこんな感じです。

へたくそデコレーションの豆乳クリームのケーキ。

洋梨をもらったのでタルトにしました。

以前、2千円ぐらいでたい焼き器を買ったんで家でもたい焼き天国です。

この写真だとなんだかよくわかりませんが...

豆乳クリームのミルクレープでした。ちょっと皮が厚かったので、次回作る時はもっと薄く焼きたい。

ベランダで栽培してるいちじくを収穫した時に豆乳などでチーズケーキっぽく焼き菓子を作ってみました。

 

と、このように自分でお菓子を作る事が多いんですが、別に「お菓子づくりが大好き!」という人だったわけではなく、菜食になってから気軽に買える市販品のお菓子があんまりないのですが、でもおやつは食べたいんだい。というわけで必要に迫られて作ってます。食いしん坊がめんどくささを凌駕したというか。自己流なんでへたっぴおやつですけどね。

が、仕事中にお菓子を作るのはいい感じに逃避行動気分転換というか、ギルティープレジャーですね。なんか後半は菜食日記の番外編みたいになりましたが、おやつを食べたら、さて、もう一仕事。

 

菜食晩酌日記 第14回 ワンプレートはお子様ランチの郷愁

あれ、カレンダーの紹介するんじゃなかったんかい。と思われますかもしれないのですが、こちらも最近ごぶさただったんで、先に書いてみました。

 

うちで夕飯によく作るメニューとしては、パスタとワンプレートがありまして、一週間のうち3日がパスタで2日がワンプレートで残り2日がなんか別の料理、みたいな感じかもしれません。だってパスタとワンプレート、楽なんだもん。で、今日はワンプレートについて書きたいんですが、我が家におけるワンプレートの定義というかルールとしては、たいてい

・玉子風にスクランブルにした豆腐(スクランブル豆腐)が入っている

・一品は加工食品で済ます

・フライパン一枚でできるものをいくつか組み合わせる

・サラダ

という感じです。

ワンプレートというのはよく考えると、普段ご飯をついで、おかずを別のお皿で出して、というのを「一枚のお皿に盛っただけ」ではないかとも思うんですが、ワンプレートの時には「おかずは少ない量で品数多め」という感じなのです。品数多め、じゃあ作るのいつもより大変じゃん。という気がしますが、そこでスクランブル豆腐と加工品が1品というルールと、他のおかずはいつも作るより簡易なもの、フライパンで炒めただけ、みたいな感じにすると、普通に作るよりなんか気が楽というか、実際に楽なんです。一品ずつ、作る量が少ないのも楽な原因なのかな?

それと丼ものなどでもそうですが、おかずとご飯が混然となってる感じが楽しいし、幕の内弁当みたいな「いろんなものをちょっとずつ」の楽しみがあります。

こういう菜食のワンプレート、「ブッダボウル」と言うらしくもあるんですが、ブッダボウルはもうちょっとサラダっぽいというかフルーツなんかも入ったおしゃれさんな佇まいであるような気がしますが、うちのは庶民派定食風ですんで、なんかブッダボウルを名乗るのは気がひける。ような気がする。

 

で、実際どういう感じかというと。

この日はですねえ、カルディでベジタリアンチリビーンズというのが安売りで売ってまして、どうも完全菜食でもいけそうだな(乳卵なども入ってなさそう)と思って買ってみたのでこれを添えて。わたしチリビーンズってあんまり馴染みがなくて、どんな味かなと思ってましたが、なかなかおいしかったです(ちなみに、チリビーンズとベークドビーンズってどう違うんだろ、辛さ?両方馴染みがない)。これ、大豆ミートが入ってるんですがそれもくせがなくて食べ応えがあって結構良かったです。

あとはトマトとうちのロケットやレタスのサラダ。秋になると葉っぱもの、サラダ野菜が育つようになるんで豊富にあります。一番食べたい夏にはうまく育たないんですけどね。(秋冬には冷たいサラダとかイマイチ食べたい感じがしない、というのもなくはないんで若干ニーズとあってない感じもしますが、いいのだ、葉っぱ好きだもの)

空中サラダ。ほほほ。

もう一品は高野豆腐を薄切りにして、黒酢あんかけ野菜炒めみたいな感じ。これも定番で、黒酢あんかけが好きなんです。

 

またある日には。

きんぴらごぼう大豆ミート入れた野菜炒め(これは確か生姜じょうゆ風味だった)、ゼロミートのハンバーグを半分、スクランブル豆腐、といったあんばいです。こういうワンプレートにわかめスープとか味噌汁とか簡単な汁物をつけるのが定番。

 

またある時は。

この日はそぼろ風の大豆ミートを豆苗とかエリンギとかと甘辛風味に炒めたものと、アサヒコさんという会社から出てる焼肉風の大豆ミート「大豆のお肉 焼肉」というものとスクランブル豆腐でした。そぼろ風の自作おかずのほうがガパオライスとかみたいな(?)これはこれだけでひとつの献立としてほぼ完結する感じのものになってたんで、他のおかずの品数が少なめでしたね。

 

こうして見ると、なんとなく子供の頃に食べたお子様ランチ的でもありますね。お子様と違ってお酒とともに食べてますけど。

 

ワンプレートの時に大豆ミートなどの加工品を使うことが多いのは、加工品って子供の頃に好きだった記憶があるので、お子様ランチ的、お弁当的なコンセプトと合う印象が個人的にあるからかもしれません。そして、ワンプレート、何と言っても作る時も食べ終わった後も洗い物も少ない。栄養のバランスもまあまあいいんではないかしら(正直あんま気にしてないけど、てへへ)。楽チンです。ちなみに、そんなにいっつも豆腐スクランブルで飽きないの?と思われるかもしれませんが、わたし豆腐スクランブル、好物なんで飽きないんですよねー。というか、ワンプレートの時にないと物足りない。いちおうレシピをば。

 

豆腐スクランブル

材料

・豆腐(木綿のほうがよい。水切りしたらもっとよいけど省略しても大丈夫)

・塩、特に、できれば「ブラックソルト」という硫黄の香りの塩を使うと卵みたいなよい風味が出て吉です。塩だけで香りを嗅ぐと「わ、硫黄!」って感じなのに不思議ですねー。

ターメリック(色というか雰囲気つけに)少し

ニュートリショナルイースト 入れると味がよりおいしくなるけど、ないなら省略可。

・マヨドレなど植物性のマヨネーズ

・胡椒

 

作り方

豆腐をフライパンで炒めて、調味料を全部適宜入れて、水分がいい感じに

飛ぶぐらいまで火を通す(この時水分が多いとちょっと豆腐がはねます。水切りするとポロポロ感のある仕上がりですが、水切りしないと半熟卵的なやわやわな感じになります)

最後に皿に盛ってからさらに「追いブラックソルト」をすると香りが立ってよいです。

 

ではではー。

 

菜食晩酌日記 第13回  炊き込み御飯のときの献立がわからない

秋っぽくなってくると、なんか炊き込み御飯でも食べたいわん。となるのですが、わたし、炊き込み御飯の時にいっつも若干失敗するのですよね、献立を。

 

こちらは、きのこと納豆昆布、人参などで炊き込み御飯にしまして、おかずは長芋と厚揚げをニンニク醤油ベースで甘辛く炒めたもの(上に乗ってるのは刻んだシソです)、

キャベツの塩昆布揉み、

わかめや豆腐などのスープ、なのですが。...いや、大変おいしかったんですが、これらのおかず、味濃いというかむしろ白ご飯が進むやつでは...?! そうです、多分世間的に言うと塩分が多い。炊き込み御飯ってご飯に味ついてるからおかずは淡白でよくない?って思ってるのに、和食っぽいおかずを作るとつい塩分多めになりがちなんですよねー。せめて副菜は酢の物にすればよかったんですが、なんかキャベツを茹でて、っていう工程が面倒くさかったのです。それに、酒飲みなんで、つい味の濃いおかずを好みがちなのですよね。ううむ。

 

さて、そんなわけで、炊き込み御飯のときのおかずは何がいいのかなー、と考えてみるに、逆引きで「このおかず、ご飯のおかずにならないんだけどなー」みたいな曖昧な立ち位置のヤツと合わせればいいのでは、と思うと、おでんなんかどうかしら。おでんって昔から、「ご飯のおかずにならなくない?」と思っていたのです。でも、調べるとおでんって意外と塩分多いようです、うーん(だから酒のつまみにいいんだった、そりゃそっか)。なかなか難しいものです。かぼちゃの煮物とか酢の物とか、豆腐と野菜のやさしい味付けのあんかけ、みたいな感じがいいのかな(当然ですがわたしの場合菜食という前提でおかずを考えております)。精進料理マスター的な人に教えてもらいたいわん。

ま、あんまり健康のことは難しく考えてないんですが、一般的に減塩したいなら、酢とか、マスタードとかスパイスとかトマトソースとかがいいのでは、って、ほら、和食のテーマから外れてく。和食はやっぱりちょっと、塩分が多いのかもしれませんね。ただ、わたしの場合一週間の半分ぐらいはパスタとかになっちゃうんで、和食を食べる機会が少ないかもしれず、ま、いっか(急に考えるのがめんどくさくなった)。

 

ところで、よく菜食、ベジタリアンヴィーガンの食事は意識高い系というか、もっというとコスト高い系だと思われがちなのですが、今日のような献立の場合、全然コスト高くないですし、おしゃれスーパーに行かないと売ってない、みたいな食材も何も使ってないですね。わたしが菜食を始めた頃は、大豆ミートとか代替品チーズとかそういう便利な食材は全然まだポピュラーではなかったんで、こんな感じの食材、油揚、厚揚げ、豆腐、高野豆腐、こんにゃく、ちくわぶ、あぶら麩、車麩みたいなものの魅力を発見する旅でした。特に油揚は汎用性が高く、トマトソースとかに入れてもおいしいです。実際、菜食になってからのほうが食費は安いです(ただし酒飲みなんで酒代はそれなりにかかってますけども)。

 

大豆ミートなどが普及するのが喜ばしいので応援で最近はせっせと買ったりしてますが、実は菜食が長くなってくると、なくても全然困らない、みたいなところもありますね。ただ、菜食でたんぱくというと、どうしても大豆製品とかグルテン的なものに偏りがちで、大豆アレルギー、グルテンアレルギーの人にはちょっとハードルが高いかもしれません。なので、メーカーさんなどには、大豆やグルテン以外の植物性タンパク食材も開発してくれるといいのでは、と思います。それがお肉っぽいものでなくとも、例えばえんどう豆の油揚、とかひよこ豆の豆腐、とかあったらアレルギー的な意味での選択肢も増えていいかもしれませんし、味覚という意味でも、無限の食の可能性を感じるというか、わたし的にぜひ食べてみたいかも...。まだまだ菜食市場には隠れた宝があるかもしれませんぞ、開発者の方!(って、だれよ)

 

ではでは。

 

今日のスケッチブック。

 

そういや、和食で若干めんどくさいのは「使う食器の量が多い」というのがありますね。パスタとサラダ、とかの倍ぐらい食器使う。なので、ごはんの時も「ワンプレートにしちゃう」という展開が多いです。

菜食晩酌日記 第12回 グッドタイムズ、バッドタイムズ(餃子の)※末尾に告知ありです

わたしは餃子も大好物です(大好物はありすぎる)。菜食の餃子の場合、中身は肉の代わりに大豆ミートとか、高野豆腐戻してフープロで細かくしたのとか、豆腐とか、まあなんでもありで、なんでもそれぞれおいしいです。わたしの場合、問題は焼き方なのであった。

で、今回はちょっと焦げてるけど外カリっとしつつもちもちでいい感じに焼けました。ほほほ。

しかし。

これみてくださいよ。

これはもっと前にやった時。ひどいです。フライパンにひっつきました。なんかべしゃっとしてるし。(ただし、この時も味はおいしかったです)

なんでこうなっちゃうのかというと、同じフライパンを使ってるし、火加減などもそんなに変えてないと思うので、おそらく問題は皮の素材か、餃子の配置か、焼き時間の微妙な差?。失敗した時は皮は米粉が入ったもので、今回は小麦粉のみの皮でした。多分米粉の皮を焼くのが苦手なのですね。それと、並べ方も、今回はフライパンにみっちり並べて最後はエイってひっくり返したんですけど、前回は縦に並べていって、最後フライ返しで取ろうとしたのがいけなかった。でも、イメージ的にはひっくり返すほうがひっついて悲惨なことになりそうではないですか?それに、前回は焦って早めにとりだしちゃったのかも。と、こうして書いて考察してますけど、多分次回に今回と同じ焼き方でやったからといってうまくできるかは未知数で、小麦粉だけの皮の時でも失敗する時もあるし、確か米粉でもうまく焼けた時もあったはず。時により失敗したり成功したりを繰り返しており、経験値の蓄積があまり役に立ってない。というのがわたしの餃子遍歴なのです。

餃子に限らず、何事も「ああ、なんかつかめた!もうこれでマスターよ、フフフ」とか思ってたのに慣れて慢心したのか惰性で勘が鈍るのかまた失敗に逆戻り、みたいなことって、ままありますね。人生一生謙虚に学ばねはならぬのだ。もしくは、失敗してもしゃーないよね精神を鍛えるか。...まあ、わたしはどっちかというと後者的な方向性が好きです(ダメなタイプ)。

 

あ、それで、さっき中身については適当に書きましたが、大豆ミートを入れる場合、前に紹介したような乾燥タイプはちょっとぽろぽろしててまとまりには欠けますんで、もしも手に入るならAEONのスーパーのお肉コーナーにお肉みたいな顔をしてトレーに入って売ってるタイプの大豆ミート「大豆から作ったミンチ」(このサイトのトップにあるものです、残念ながらまだ今の所関東限定らしい)や、あるいはオムニミートという製品(自然食品店などに時々あります)が、肉と同じように粘り気があって練りやすいタイプになっており肉の餃子を作ってる時と同じような感じで扱えるので試してみてもよいかと思います(ちなみにヨーカドーでAEONと同じような感じでトレーで売ってる大豆ミートは粘り気がないので、餃子より麻婆豆腐とかに向いてますし、逆にAEONのは麻婆豆腐にはあまり向いてないかも、溶けちゃう感じで)。

そういう便利アイテムも世に出つつあり期待大ですが、まだまだ万人には手に入りにくいかなとも思います。その場合普通の大豆ミートでもちょっとコツをつかめばそんなに難しくなく包めると思います。コツは「ぽろぽろしたものを包む」という心構えだけです(なんじゃそりゃ)。豆腐を混ぜるとちょっとしっとりしていいかも。わたしはそれ以外の具は、茹でたキャベツを刻んだもの、ネギ、すりおろし生姜、あればニラ(ない時は省略)などを少しのごま油と醤油、塩こしょう、昆布だしなんかで軽く下味つけて包んでます。

餃子の可能性は無限大なんで、従来型の味にこだわらなければ、野菜だけ、とかきのことかポテサラとかおからとか何包んでもおいしいかも。いつか余力があれば「変わり種餃子大会」して食べ比べてみたいですね。

 

なお、失敗例のほうの付け合わせの一品は蒸しなすのごま酢醤油なのですが。

 

これはむかーし檀一雄クッキングを読んでて知ったレシピで、本当は丸のままのナスを蒸してから手で薄く割いて、それをごま酢醤油に漬けるというものなのですが、長年作ってるうちに省略の極みでうすく切ってから電子レンジで済ませるというスタイルに進化(うそ、退化)してます。もちろん本家のレシピのほうがおいしいんだけど、檀一雄ならぬ大塚砂織クッキングの場合省力化と時短方面によりがちな横着クッキングなもんで。こういう横着精神が餃子の失敗にも通じるような気がすると書いてて自分でうっすら気付きつつありますが。でもそれでも、これおいしいんです。この食べ方だとナス無限に食べられそう。おしげもなくごまを使うのがコツです。

 

それと、はずかしながら、わたし、ナスにつきましては焼きナスはほとんど作ったことありません。だって、皮むくの面倒だしもったいないし(だって皮、食べられるしポリフェノールだし焦げた皮を熱いうちに竹串で剝いて...とか匠の技すぎるし)、労力の割にはそこまで絶対食べたいというわけでもないような...断然上記のレシピがほうが好きだったり、他にも揚げナスにしちゃうとか、煮浸しとか、好きな食べ方が多いので焼きナスの出る幕なしなのだった。と、焼きナス派の人を敵に回すこともなかったですね、好きな人ごめんなさい。でもわたしも焼きナス、おそらく人に作ってもらうなら好きです。その場合菜食なんでおかかはのっけないでお願いします♡(誰によ)。え、じゃあ餃子包むのは面倒じゃないの?とお思いの向きもあるかと思いますが、なぜか餃子包むのは好きです。無心になってやれるのでむしろ楽しい。でも残念なのは、がんばって包んでも食べちゃうのはあっという間なんですねー。

 

あ、そうだ、告知を。前にも告知いたしましたが、ペーパーボイス東京さんにて今日から、≪ARTxCARDxCALENDAR アートなカードのカレンダー展≫ が開催され、参加しています。会場はこんな感じになっているそうです。総勢50人のイラストレーターの作品が楽しめます。

日程は9/26(月)-10/1(土)10:00~17:00です。お近くにいらした方はぜひ覗いてみてくれるとうれしいです。わたしも4つの季節を描いたポストカードを出しています。

 

菜食晩酌日記 第11回 晩酌じゃなくておやつ

今日はタイトル通り、晩酌じゃなくてあとのデザート(あれだけ食べてるのにデザートまで食べる人)のお話。

わたしはベランダで鉢植えのいちじくを育ててます。最初の5年ぐらいはぼちぼちな感じで1個か2個実がつけばいいぐらいだったんですが、10年目ぐらいなのかな?最近では1シーズンで20個ぐらい実をつけてくれます。

かわいいー。うれしいー。

 

多分摘果すれば一個一個もっと大きくできるんだと思いますが、どうも実がなってると全部がもったいなく(よくばり)、摘果しないままなんでちょっと小ぶりですが、きちんと甘くおいしくできてくれるんです。季節の約束を律儀に果たしてくれる木に感謝感激ありがたや、最高ですね。もし地面があったらフルーツの木ばっかり植えたい。

というわけで取れたいちじく、毎日豆乳ヨーグルトと一緒に食べたりそのまま食べたりが主ですが、お菓子にも使いました。

チーズケーキ風のプラントベースケーキです。

 

レシピとしては

くるみ

オートミール

グラノーラ

デーツ

クラッカー

メープルシロップ

などをフードプロセッサーで砕いて型に敷き詰めて(水分が少なければ小さじ1か2ぐらい加減しながら油か水を足して)台にします。よくレシピなどを見るとカシューナッツなどをこういう場合使うんですが、わたしはくるみかピーナッツを使います(注)。量は、持ってる型に敷き詰められるぐらい、って感じでしょうか。固形物それぞれ30gずつぐらい、液体はそれらがしっとりするぐらいとかかなあ、分量は適当です。

 

フィリングのほうは、

絹どうふ150g

豆乳ヨーグルト150g

白味噌小さじ1

砂糖60g

水に浸しておいたピーナッツ 30gぐらい

米粉30g

片栗粉大さじ1

寒天粉 4g

レモン汁大さじ2

油 少々

 

をこれまたフードプロセッサーでガーっとしまして滑らかになったら型に流し入れ、

切ったいちじくを並べて160℃で20分、180℃で10分(様子みながら)焼きました。

焼いてすぐより、冷まして冷やして食べた方が落ち着いてよりよいです。

 

味は、レモンの風味が結構あるんで一般的なチーズケーキのような「チーズの風味」とは違いますが、クリーミーでおいしいです。軽めのさわやかな生地といちじくの甘みが...ほほほ。いちじくを入れない場合食べる時にブルーベリージャムを合わせても美味です、というか、フルーツと合わせて食べるのがいい感じの生地だと思います。

レシピの中に白味噌があって、これはチーズっぽいコクを出すために入れるといろんなレシピにあるんですが、わたしの好みでは入れすぎない方が好きです。ほんのエッセンス的にというか。入れすぎるとどうも味噌の主張が強くなるような...。

チーズケーキに関しては、菜食で本物のチーズケーキを完全再現!とかは、わたしのスキルではあんまりうまくできないので、「それとは違うけどこれはこれでおいしいやつ」を目指した方がおいしいものになりますね。

 

菜食をしてると、どうしても手軽にケーキっぽいものを買ってくるというのは今はまだ難しいので自作が多くなるんですが、自分で作ったやつって「3日ぐらいかけて食べよう」とか思ってるのに次の日には跡形もなくもう消え失せているというのは一体どういうこと?カロリー摂取量については深く考えないようにしていますが、まあ、豆腐だし、いっか(よくない)。

 

そして、毎日見てるものって、絵に反映されちゃいますよね。先日残暑見舞いハガキを作ったんですが、いちじくを描いてました。そして例によって出すのが遅くなってしまい、着いた頃には涼しくなっていたのだった。今年は秋が来るのが早いのかな?芋!栗!梨!秋もスイーツの材料は豊富ですね。いや違う、来年用のカレンダーも早く描かねば。ではまたー。

 

 

注:

以前きゃすぴえさんのブログでカシューナッツの労働問題を読みまして、うーん、アボカドなどもですが、またこのパターンか。調べるとこういうのも出てきたりして、輸入食品悩ましいですねえ。で、とりあえず判断つかないのでナッツを買う時はなるべくくるみかピーナッツ(ピーナッツは正確に言うとナッツではない気が...)にしていますが、じゃあくるみとピーナッツなら大丈夫なのかい?というと、くるみはカリフォルニア産だとやっぱり干ばつなど現地の農業問題、水問題があったりもする(水問題はアーモンドが有名ですね、そういうわけでアーモンドも買ってないです)んで、別産地とか、できれば国産とかのほうがいいのかなあ?ピーナッツは国産のものが買えますね。まあ、そんなわけで少し気にかけてるんですが、わたしもえらそうなこと言えるほど徹底なんてできてませんので、こんな話があるよ、って程度のお話なのですが。本来ナッツ類は栄養豊かで摂りたい食品ではありますし、ナッツに限らずこういう問題って付いて回るんでしょうが、日本の農産物自給率を考えると全部国産で賄うとかもできないわけなので悩ましいです。それに、「買わなければいいのか?」とかもよくわかりません。農産物が現地の女性労働者の経済的自立や自由を助けるケースもありますので、買わない事が逆にまた現地の困窮を呼ぶとかもあるかもしれず...。フェアトレードのものを少し高くても買う、とかがよりマシな感じがしますが、そもそもフェアトレードのナッツってどこに売ってるの?みたいな感じもありますしね。そして、スーパーなどに行くとそんな問題はかけらも存在しないかのように豊富に商品がきれいにパッケージされてずらーっと並んでいますし、こっちもお財布事情的に安いものと高いものが並んでる時つい安いもののほうが助かるみたいなのもあり、この問題を「消費者がなんとかせい」というのも無理難題というか、いちいち現地状況とか見に行けませんし報道もどこからどこまで信じられるのかわかりませんし、なんだったら国内でも農業従事者の方にフェアに賃金払われてるかなあとかも消費者に把握しきれませんし...無理じゃね?という感じもあります(いや、だからといって考えなくていいとも思わないんですけど)。できれば買い付けたり販売する方々にもう少し善処していただきたいなとも思ったり、はたまた質のよいフェアトレード品がおっくうでなく買えるぐらい皆(わたしも)の賃金あがってほしいなとか、考えるとキリがないですねー。ちなみに、引用させていただいたきゃすぴえさんのブログ↓

casse-pied.hatenablog.com

は北米での食や文化事情などを紹介してくれているブログで、とても面白くてためになり、以前からずっと拝読しています。

菜食晩酌日記 第10回 大豆ミート活用形ともどき料理

 

前回大豆ミートの唐揚げについて書きましたが、最近わたしが個人的にいい感じな大豆ミート調理を今日はご紹介。前回と同じブロックタイプを使います。ブロックタイプというのは

item.rakuten.co.jp

こういうのでして。これは唐揚げで食べるのを想定したタイプで、他にもそぼろ状だったりフィレっぽいものもあるんですが、この唐揚げタイプ、今まで唐揚げにしか使ってなかったんですね。でも、ある時炒め物に入れるフィレタイプを切らしていて、試しにこれを戻してから半分に薄切りっぽく切って入れたら、どうも食感がこっちの方が好みなのではないかなと気づきました。で、今回はそれの応用形で、西京味噌につけてからオーブン焼きにしてみました。

漬け材料は、

西京味噌

しょうゆ

みりん

少し油

という感じで、これで30分ぐらい置きまして、オーブン天板に野菜とともに広げ

(野菜はオリーブオイルと塩胡椒をなじませてあります)、大豆ミートにも最後ちょっと塩胡椒振りまして、220℃で20分ぐらい焼きました。

結構香ばしくて、ブロックタイプの大豆ミートの「繊維が縦に裂ける感じ」がこういう食べ方にあっているような気がします。西京味噌じゃなくて普通の味噌でもいいかなと思ったのですが、お菓子を作るのに白味噌が欲しくて、店頭に行ったら西京味噌しかなくそれを買ったので活用したかったというのがありますが、そういえば昔魚とかの西京味噌漬け結構好きだった気がするんで、なかなか味付け的にも気に入りました。

食べ物のおいしさを作っている要素のひとつに「メイラード反応」というのがあります。これは糖とアミノ化合物の化学反応でして、加熱した時などに起こります。平たく言うと、香ばしい香りと風味が増すんですね。肉を焼いた時や、パンを焼いた時に起こる反応です。これを大豆ミートでもいい感じに起こすと旨味がアップしますので、味付けに西京味噌のように適度に糖分も入るのは風味アップになりますね。また、油分を適度に足すのもおいしくするコツかなと。(しかし、余談ですが一般的にメイラード反応豊富な食品には健康面においてはフライドポテトで有名なアクリルアミドとか、はたまた焼いたり揚げたりする時には油を使うことが多いんで油分の取りすぎとか、あまりよろしくない面もあったりするとも言いますんで、ちょっと悩ましいですね。ま、取りすぎなければいいんじゃないでしょうか)

 

野菜は冷蔵庫に転がってた大根の切れ端、若干緑になってたジャガイモ(中まで緑になったジャガイモは食べちゃダメです。わたしは自己責任で今回は深ーく剥いて食べましたけど、大丈夫でしたが売ってた時からこんなだったんですねー、困りますねー)、まいたけ、うちで採れた黄色くなったちっちゃいゴーヤなどでした。ジャガイモと大根は先に少し電子レンジしてます。時短料理なので。

 

あともう一品はと言いますと、アマランサスのパスタです。これはご存じの方も多いかと思いますが、明太子スパ的な感じにアマランサスを食べるレシピです。

まず、アマランサスを煮ます。水をかぶるより多いぐらいに入れて、昆布出汁で20分ぐらい茹でまして、その後梅干し、みりん、コチュジャン、醤油などで味をつけ、水気がなくなりアマランサスがふっくらやわらかに煮えるまで煮ます。水分がなくなってきてもまだ芯が残って硬いようならもう少し水を加えて柔らかくなるまで煮るのがコツですが、最後の方、うっかり煮詰めすぎて焦がさないよう注意です)。


それを茹でたパスタと、マヨドレ(植物性マヨならなんでも)、ちょっとえごま油、ニュートリショナルイースト(なくても可)であえて、シソと海苔を散らしたら出来上がり。多分本物の明太子パスタを食べ慣れた人にはちょっと違う感があるかもしれませんけど、これはこれでかなりおいしいし、アマランサスは栄養豊富なんでわたしとしては大好物のメニューです。アマランサスのプチプチした食感がよいのねん。

 

菜食といっても、昔食べ慣れたメニューは好きだったので馴染み深いというのもあるんで、もどき料理というか再現メニューは楽しいです。「そんなに似たものが食べたいなら我慢しないでそのものを食べればいいのに」という素朴な疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思うんですが、これはなんていうか、我慢してるわけではなくて、菜食族の人々というのはですね、えーと、多分おそらく多くの人は、本人の中に「材料において、菜食のものしか食べたくないのであーる」という強い動機があるわけでして、まあ、プラスチックの使い捨てバッグを使いたくないのでエコバッグを持ってる、みたいなもんというか、お坊さんががんもどき開発したのの同じコンセプトだと思っていただければと。まあ、実際、我慢してるという感じは全然なくて、いろいろ工夫をするんで「料理のおいしさとは何から構成されてるのか」ということを考える機会が増えて人生実験感覚で好奇心が満たされる楽しさがありますね。

 

今日のスケッチブック。そろそろ秋めいてきましたね。秋バラが待ち遠しいです(やや強引)

 

 

菜食晩酌日記 第9回 アゲアゲ気分の夏

(全景を撮ったつもりだったのに、写真がへたくそ!)

暑いですねえ...。こう暑い日が続くともうなんだか複雑な献立(もともとそんなのないけど)を作る気力が湧かず、仕事もまとまった量のものを淡々とこなす日々が続いていたもので(って、完了形で書いてるけどまだ終わってません、はやく終わらせなくては...)、つまりは料理にかけるリソース不足でして、最近はそうめん、パスタ、焼きそば、冷やし中華、クスクス、そしてまたそうめん、というような怠惰の無限ループに陥りがちだったのですが、先日ツイッターのタイムラインを見ていて、他の方が揚げ物をしてるのを見て「おいしそうだなー」と思いましたんで一念発起、揚げ物をしました。

どうよ、この量。明らかに欲望が暴走していて天ぷらと唐揚げをいっぺんにやるという暴挙に出ました。まあ、唐揚げは多かったんで半分ぐらい残して冷凍しましたが。

天ぷらはそれでも二人分でなす2本、ピーマン3個、しそ4枚でしたんで、よく考えたらそんなに多くはないんですが、揚げるとなんたって衣と油でボリューム(&カロリー)アップですね。いいんだいカロリーなんて野暮なこと、揚げ物する日に言わないの!

 

ところで、「なんかちょっと貧乏くさいライフハック」をここでお伝えしますと、天ぷらってよく抹茶塩とかつけて食べるじゃないですか。そこで、「くらこんの塩昆布」の「袋の下の方に溜まった塩」をつけるとアラ!おいしいです。まあ、添加物とかそういうのを気にされる方にはおすすめしませんけど、あれ基本的に昆布塩なんで、そりゃおいしいよね!という。そしてあれって余りがちではないですか?昆布使い切っても塩だけ残ってることが多いんで、わたしは料理などに使ってます。(貧乏くさいと書きましたが、今調べたらメーカーも推奨してました、ははは)

 

大豆ミートの唐揚げはもう最近は結構ポピュラーになってきましたね(か?)

大豆ミート初心者の方には、この唐揚げタイプから入門するのが吉ではないかと常々思っています。本当、おいしいです。お肉の唐揚げっぽいけど、違うけど、これはこれで違和感ないおいしさと思います。シンプルな材料なのですが漬け材料でそれぞれの家庭の味にカスタマイズしやすく大豆ミートのくせも一番なくなる調理法なので、むしろレトルトとかの加工品で出てる大豆ミート製品などでお肉に慣れた方が肉を期待した時に感じがちな「違うからなんかヤ!」感というか「食べ物不気味の谷」感(?)は多分全然ないと思います、これはこれでおいしい食べ物、って感じです。

一応まだ作ったことない方のために、作り方をば。

1.ブロックタイプの乾燥大豆ミートをお湯で戻します。この時、大きなボウルに入れて、上からちょっと重たいお皿でものっけときましょう。満遍なく戻ります。5分から10分ぐらいで十分戻ります。

2.水で濯いで軽くしぼってから、またボウルに入れて、生姜醤油とかにんにく醤油とか、コチュジャンいれてみたり、好きな下味をつけて揉み込んで、また少し置いときます(そんなに長くなくても大丈夫です、わたしはせいぜい10分ぐらい)。

3.あとは粉まぶして揚げるだけです。中火ぐらいがいいかな。わたしはフライパンに多めに油を入れて揚げ焼き的に揚げてます。お肉と違って「火がよく通ったかしら?」とかそこまで気にしなくていいので、なんとなくおいしそうな揚げ色と雰囲気になってきたら引き上げれば大丈夫です。

あとは箸休めにゴーヤのくるみ和えです。これは昔居酒屋で食べておいしかったメニューの再現レシピでして、ゴーヤを砕いたくるみと練りゴマかピーナッツバターと醤油、ちょっと酢と砂糖で和える感じです。練りゴマやピーナッツバターの部分は「すりつぶしたくるみ」でもいいというかそれが本来あるべき姿な気もしますが、そこまでするのは面倒くさいので、あるもので済ませております。これ、ゴーヤの食べ方の中でもかなり好きな食べ方です。ただ、今回は本当はゴーヤも揚げようかなと迷ったんですが。揚げたゴーヤもおいしいもんね!ベランダ菜園のゴーヤがぼちぼちなってきてるんで毎日なんかしらゴーヤを食べてます。

 

ところで、こないだ「今日のスケッチブック」というカテゴリーを作ったのに、作ったそばから忘れてました。のでまた再び心を新たに活用していきたい。

落書きしてる時、なんでこんなもの描いてるんだろ、と後で思い返すことが多いです。なあに?、このビールおじさんと馬。が、心を無にして描いてただけなんだろうと思います。ではまた。

菜食晩酌日記 第8回 広義の冷やし中華

冷やし中華が好きです。しかし、世の中的に冷やし中華の具材として公認されているのは、

きゅうり

ハム

トマト

錦糸卵

みたいな感じなのではないでしょうか。これ、一個もかぶってないじゃん!というわけで、冷やし中華と名乗るのはおこがましいのですが、私の中では「ラーメンが冷えててごま油の香りの効いた酢醤油だれで野菜がのっかってるもの」は広義の冷やし中華と認識しているのでこれは冷やし中華です。菜食なので卵はなしとしても、ゼロミートのハムとか、トマトとか、きゅうりもあるとそれっぽくて良かったのになーとは思うんですが、食べたいと思いたった時に在庫がそんなに合致するわけではないのが家庭料理の常、冷蔵庫と相談した結果これらの具材しかなかったんです。というわけで、のっけたのは

ベランダ栽培のかいわれ

レタス(最近レタス安いですよね!)

大豆ミートそぼろを少し甘辛く煮付けたもの(炙った油揚とかでもいいと思う)

コーン

紅生姜(紅生姜の在庫は豊富にある)

 

でした。これはこれでおいしいよ!全日本冷し中華愛好会的な人には怒られるかもしれないけど...。あ、あと私の中では、タレは酢醤油系が断然好きです、ゴマだれとか、それはもう担々麺とかの方向性であっておいしいけど冷やし中華じゃないのではないか、とお前が言うな的な変なこだわりがあるのであった。

 

あとは、例によって冷凍のがんもどきと、ピーマンとなすで煮びたしにしました。くたくたのなすとピーマンが好き。ちなみになんでしょ、このぞんざいにのっかった白っぽいシート状の謎物体。これは「すりおろして冷凍した生姜」でございます。生姜保存については、わたしもご多聞にもれず長い逡巡の歴史をたどり、酢に漬けるとか、水につけるとか、新聞紙に巻くとか、いろいろ試してみたのですが、最終的にたどり着いたmy第1位は、

「すりおろしてジップロックに平たく薄べったく広げて入れて冷凍」

です。平べったくすることで、使う時に使う分だけポキっと割って使えます。これが一番風味も損なわず保存も使い勝手もよく、生姜のフードロス問題にとどめを刺す最適解、これで冷蔵庫の端でしなしなになったりカビたりしたかわいそうな生姜とはオサラバよ、フフフ。ただ、このように横着すると盛り付けの見た目が壊滅的にダメな感じですね。でもすぐ溶けちゃうんで、食べる時には困らないけど、それにしてもねえ、ずぼらすぎよねえ。あ、でも最初に「生姜をすりおろす」という下ごしらえの手間があるんで、ある意味丁寧な暮らしではないでしょうか(そのぐらいでえばるな)。

 

あと、なにげに写真に見切れているお皿があるんですが、それについてはまた今度。最近、最高の菜食お手軽おつまみを見つけちゃって、はまってるんですよ。ではまた。

菜食晩酌日記 第7回 献立荒野を救う高野豆腐


この日の献立は、焼うどんと高野豆腐のフライでした。

冷蔵庫を見たら、あらなんか野菜が少ないわね。そして米もない(ちなみに、その後米を買いに行ってなくてこれからしばらく米不足の献立が続きました)。そんな時には冷凍してあったうどんを使って残り野菜をかき集めて焼うどんと、さてはてもう一品。そうだ、高野豆腐のフライでもするかな。

 

焼うどんは、特に説明の必要もなく焼うどんなわけですが、我が家の冷蔵庫は紅生姜を切らしたことがないので安心です。この日はもう一品が揚げ物だったんで、うどんの具は野菜だけであっさりめにしましたが、大豆ミートのそぼろとか、油揚げ入れるとまたおいしいですね。

ところで、焼うどんの味付けってみなさんどうしてますか。わたしは、醤油だけ!というシンプルなやつが好きです。ソースとか他の調味料を入れるより醤油だけが断然好みで、ニンニクとか生姜もいれないのが、素直なうどんちゃんの良さを引き出すような気がするんですよねー。特に、ソースを入れると「お前は焼きそばになりたいのか」みたいなどっちつかずな残念さがちょっと醸し出されるような...(個人の感想です、ごめんねソース入れる派のひと!)

 

高野豆腐のフライは、まず高野豆腐を戻して、ちょっと生姜じょうゆとかめんつゆとかにつけて下味をつけときます。しばらくつけたら軽く絞って、厚み方向に半分に切れ込みを入れ、そこにベランダに生えてたシソと、植物性チーズのスライスを挟んで、小麦粉を溶いたバッター液と、冷凍庫にあったパン粉をつけてフライパンで揚げ焼きです。

フライをするときのコツ、それは

「バッター液をつける手とパン粉をつける液を分ける」

ということに尽きます。うっかり一つの手で両方の作業をしちゃうと、あーら、手が揚げ物Readysteadygo状態にすぐなっちゃいます。しかし、やってるとだんだん自分でこんがらがってきて、なかなかそううまく分業できないんだな、これが。

 

あとはソースですが、普通にソースと、もう一種類冷蔵庫にあったレリッシュとマヨドレを合わせて即席タルタルソースを用意しました。肉などのカツとは違いますが(どっちかというとはんぺんとかのほうが近いかな?)、ボリューミーなおかずが思い立ったらすぐできる、ああ乾物って便利ね。

 

乾物は味噌汁にも大活躍。白きくらげ、わかめ、干し椎茸、お麩なんかがあると、いつでもすぐに味噌汁が飲めますね。この日はわかめと白きくらげに、ネギの切れっ端とほうれん草でした。

 

ではでは。晩酌日記のときは絵がないので、強引に「今日のスケッチブック」というカテゴリを作ってそれも一緒に運用してみることにしました。

揚げ物のあとは床掃除しないとね!