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イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

菜食晩酌日記 第13回  炊き込み御飯のときの献立がわからない

秋っぽくなってくると、なんか炊き込み御飯でも食べたいわん。となるのですが、わたし、炊き込み御飯の時にいっつも若干失敗するのですよね、献立を。

 

こちらは、きのこと納豆昆布、人参などで炊き込み御飯にしまして、おかずは長芋と厚揚げをニンニク醤油ベースで甘辛く炒めたもの(上に乗ってるのは刻んだシソです)、

キャベツの塩昆布揉み、

わかめや豆腐などのスープ、なのですが。...いや、大変おいしかったんですが、これらのおかず、味濃いというかむしろ白ご飯が進むやつでは...?! そうです、多分世間的に言うと塩分が多い。炊き込み御飯ってご飯に味ついてるからおかずは淡白でよくない?って思ってるのに、和食っぽいおかずを作るとつい塩分多めになりがちなんですよねー。せめて副菜は酢の物にすればよかったんですが、なんかキャベツを茹でて、っていう工程が面倒くさかったのです。それに、酒飲みなんで、つい味の濃いおかずを好みがちなのですよね。ううむ。

 

さて、そんなわけで、炊き込み御飯のときのおかずは何がいいのかなー、と考えてみるに、逆引きで「このおかず、ご飯のおかずにならないんだけどなー」みたいな曖昧な立ち位置のヤツと合わせればいいのでは、と思うと、おでんなんかどうかしら。おでんって昔から、「ご飯のおかずにならなくない?」と思っていたのです。でも、調べるとおでんって意外と塩分多いようです、うーん(だから酒のつまみにいいんだった、そりゃそっか)。なかなか難しいものです。かぼちゃの煮物とか酢の物とか、豆腐と野菜のやさしい味付けのあんかけ、みたいな感じがいいのかな(当然ですがわたしの場合菜食という前提でおかずを考えております)。精進料理マスター的な人に教えてもらいたいわん。

ま、あんまり健康のことは難しく考えてないんですが、一般的に減塩したいなら、酢とか、マスタードとかスパイスとかトマトソースとかがいいのでは、って、ほら、和食のテーマから外れてく。和食はやっぱりちょっと、塩分が多いのかもしれませんね。ただ、わたしの場合一週間の半分ぐらいはパスタとかになっちゃうんで、和食を食べる機会が少ないかもしれず、ま、いっか(急に考えるのがめんどくさくなった)。

 

ところで、よく菜食、ベジタリアンヴィーガンの食事は意識高い系というか、もっというとコスト高い系だと思われがちなのですが、今日のような献立の場合、全然コスト高くないですし、おしゃれスーパーに行かないと売ってない、みたいな食材も何も使ってないですね。わたしが菜食を始めた頃は、大豆ミートとか代替品チーズとかそういう便利な食材は全然まだポピュラーではなかったんで、こんな感じの食材、油揚、厚揚げ、豆腐、高野豆腐、こんにゃく、ちくわぶ、あぶら麩、車麩みたいなものの魅力を発見する旅でした。特に油揚は汎用性が高く、トマトソースとかに入れてもおいしいです。実際、菜食になってからのほうが食費は安いです(ただし酒飲みなんで酒代はそれなりにかかってますけども)。

 

大豆ミートなどが普及するのが喜ばしいので応援で最近はせっせと買ったりしてますが、実は菜食が長くなってくると、なくても全然困らない、みたいなところもありますね。ただ、菜食でたんぱくというと、どうしても大豆製品とかグルテン的なものに偏りがちで、大豆アレルギー、グルテンアレルギーの人にはちょっとハードルが高いかもしれません。なので、メーカーさんなどには、大豆やグルテン以外の植物性タンパク食材も開発してくれるといいのでは、と思います。それがお肉っぽいものでなくとも、例えばえんどう豆の油揚、とかひよこ豆の豆腐、とかあったらアレルギー的な意味での選択肢も増えていいかもしれませんし、味覚という意味でも、無限の食の可能性を感じるというか、わたし的にぜひ食べてみたいかも...。まだまだ菜食市場には隠れた宝があるかもしれませんぞ、開発者の方!(って、だれよ)

 

ではでは。

 

今日のスケッチブック。

 

そういや、和食で若干めんどくさいのは「使う食器の量が多い」というのがありますね。パスタとサラダ、とかの倍ぐらい食器使う。なので、ごはんの時も「ワンプレートにしちゃう」という展開が多いです。