saoriotsuka-diary

イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

9月のカレンダー お茶の時間は心の句読点

もうここを見てくださってる希少な皆さまもすっかりお忘れでしょうが、年の始めごろにはnoranohaで出してた2023年のカレンダーの絵の紹介をしてまして、途中で止まったままでした。んで、今更ですが、その月になったら紹介、という形式で再開してみます。

 

最近はコロナ流行を経てすっかり「打ち合わせはZOOMかメールで」という感じになりましたが、以前は打ち合わせに先方の会社に出向く事が時々ありまして、普段机に張り付いてるわたしとしては絶好の気分転換でちょっと楽しみでした。

でも、普段から出かけ慣れないと、ちょうどいい塩梅の時間に現地にたどり着くというのが難しいんですよね。わたしはもともと遅刻がちな根がだらしない人間の自覚ゆえ、逆にすごく早く出て余裕を見て出ることが多く、現地で中途半端に時間が余ったり。そんな時に駅前にカフェがあると、とりあえず一杯飲んで気持ちも落ち着けて時間も調整、いい感じで打ち合わせに行けてよいのです。

懐かしい話ですが、スザンヌ・ヴェガに「トムズ・ダイナー」という歌がありましたね。日々のすき間時間、カフェでひとりでいるたわいのないほんのひとときの心象風景を切り取った歌詞をスザンヌの独白のようなアカペラで綴っていて好きな歌です。自分の絵もそういう「日常のあわい」を描けるとよいなあと思います。

 

ところで、よくカフェで勉強とか仕事をする光景も見かけますが、わたしは「外では作業できない派」なんですよね。

なんというか、周囲のいろんなものを眺めたりとか考え事したりとかあるいはぼーっとして何も考えなかったりとかが楽しすぎて、作業にまったく集中できないのと、もうひとつ、創作については「鶴の恩返し派」というか、人に自分の作業過程とか見られるのはなんか恥ずかしいのです(いや、別にカフェで作業してるからといって周囲の人はこっちのことなんて見たりとか気にしたりしてないと思うんですけど、自分が落ち着かない自意識過剰)。

そのくせブログではあーでもないこーでもないと自分が考えてることを恥ずかしげもなく開陳したりしてるのに。でも絵を描いてるところを見られるのは恥ずかしいというか、見られてたらうまく描けん!みたいな。なんでだろ?自分でも謎です。ではでは。