saoriotsuka-diary

イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

カレンダーについてのお話 1月

noranoha2023年カレンダー販売中です!

 

せっかくnoranohaで販売するカレンダーの絵を描いたのでぼちぼちひと月ごとにちょっと書いていこうと思います(え、12月全部やるの?...やっちゃうのですねー)というわけで、まず1月です。

 

子供の頃、わたしはですが、人生というのは(いきなり話のスケールがでかい)、なんとなーく、今日より明日のほうがよい日になっていくはず、というかなっていってほしいなあと思ったり、自分の人生キャリア(仕事に限らず、ホラ、なんかあるじゃないですか、世間規範というか、人生ゲーム的コマ進めのような...)が階段を上るようになっているんではないかなあ、などと楽観的に思ったりしたもので、まあ、それはばくっというと「希望」みたいなものなんではないかと思います。

 が、まあ、くたびれた中年以降になってくると、「人生はそんな風にはできてない」というのはわたしのようなうっかり者にもなんとなくわかってくるわけです。まあ、わたしはいわゆる世間並みのお勤めでもないし家族構成でもないし、いろいろ子供みたいなままぼんやり年取っちゃってますしね。あっ、話がぐっとほろ苦くなりましたね。まあ、別に上る事がいい事とも限りませんし、ジグザグだったり寄り道だったり戻ってみたりとか、いろいろありますしね。

 それでも昔のなごりなんでしょうか、除夜の鐘がなりおわる頃なんかには「今年こそいい年になりますように」とか神妙な気持ちになっちゃったりしなくもないですね。(というのは3が日ぐらいで、4日めからは変わらない日常が始まってそんな事も忘れちゃうわけですが)。

 ただ、人生の階段は別に登らんでもいいと思うんですが、自分の心の中の向上心というと大げさですが、「何か興味のある事、心を動かす事、好奇心の向かうことを見つけていく」という心の営みや、「よいこと(良い事も善い事も)」を希求する気持ち、そういうものの中では階段をほんのちょっとずつでもいつまでも上り続けていたいなあと思います。The Drifter の歌みたいに。もちろん、心というのはなかなかコントロールできないもんで、何にも楽しめない、感じる事ができない、そういう時期もあったりで、登り続けたりはできないで、途中で降ったり踊り場でしゃがみこんでため息をついたり、とかいろいろありますが、それでも、人との競争ではなく、自分の足が一歩階段をのぼって、その時々に見える眺めを楽しめるといいなあ、なんて思ったりします。特に、絵については、いつも自分がこういう風に描きたい、こういう表現がしたい、こういう感じをつかみたい、みたいな気持ちは持ち続けていたいですね。

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 そんで、まあ、このnoranohaもそういう意味があって始めたんですけど、なかなか活発に活動できなくてやや放置ぎみですが、そのうちもうちょっとコロナ状況が落ち着いたら、メンバーで展覧会&バザーみたいな感じの事をやりたいものです。

 

ではでは!

 

カレンダーはこちらから↓(くどくてすみませんが一応告知毎回つけますね)

noranoha.thebase.in