saoriotsuka-diary

イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

カレンダーについてのお話 5月

 

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わたしは植物が大好きです。生態系や多様性を保ってくれているような自然公園に行くのも好きですが、町の中の緑も好きです。

近所を散歩していても、大都会にいても、なんかしらひしめき合う建物の隙間にある植物に常に注目しています。誰かと道を歩いていても視界に入る植物を眺めながら「あれ、あんなところにレモンの木があるな」とか「おやなんてまあ立派な柳だろうねこれは」とか「ここは去年オオキンケイギクがいっぱいあったのに今年は誰か駆除したのだろうか」とか「あちゃー、街路樹、こんな季節にこんなメタクソな剪定しちゃって...」とか「あそこのロータリーの植え込み、誰かがナスの苗勝手に植えてるな」「わーん、あそこにあった立派なクヌギ、切られちゃったんだー」とかそういうことをずーっとチェックしていたりして、相手の話がうっかりうわの空、みたいになりやすいです。

アスファルトの隙間から勝手に生えてる健気なやつらも好きですし、園芸同好の士が狭いベランダや軒先で奮闘してるのも「おお、同志よ...」とか思って勝手に親近感を感じますし、そういう小さい緑を鳥や虫が利用してたりするのを見ると、もっとこういうところを増やしたいものだねえ...。と思います。

さて、そんな街なかグリーンフィンガーズとしては、おしゃれな洋服屋さんなどよりもときめくところ、それは花屋とか植木屋とかナーセリーとかホームセンターの園芸コーナー。園芸好きなら誰しも身に覚えがあると思うんですが、「あ、あんなところに園芸店が。まあ、買う予定はないけど、まあ、冷やかしに、ちょっとだけ確認してみようかしらん」などと一旦お店を覗いたが最後、自宅敷地面積を度外視して育ったら10mにはなろうかというつるバラとか結実は10年後になるような果樹の苗木(しかも2本ないと受粉しない)とかなどを「だって見切り品だったんだもん、かわいそうで...」とか言い訳しながらうっかりカートに入れてしまったりするなかなか危険スポットです。

わたしはベランダ園芸派ですが、近年世間では室内の観葉植物がブームらしく、インテリアの雑誌などを眺めると家中グリーンに囲まれたおしゃれルームが特集されていたりもしますよね。あれも心ときめいて食い入るように見ちゃうんですが、うちはなんでも食べちゃう食べ食べ猫ちゃんと同居してますし、室内でいい感じの日当たりゾーンが限られてたり本がありすぎたりする都合で室内では観葉植物は育てられません、ああ、無念。

なのでベランダ専門なんですが、インドアグリーン派の人には「大規模修繕恐るるに足らず」という大きな利点がありますね、うらやましい限りです。だいたい、わたしは世のベランダーに問いたい。

みなさん、大規模修繕どう乗り切ってますか?!

わたしはこれまでは自宅から徒歩10分弱の実家の一角に避難させてもらって切り抜けており、次回もまだそれでいけそう(ただしそれでも引越しぐらい手間かかるんですけど)なんですが、ゆくゆく将来のことを考えると憂鬱です。というか、ただでさえ夜寝つきが悪いタチなのに、大規模修繕のことを考え出すと本当に眠れません(まあ、他にも、仕事とか気候変動とか政治とか世界平和とか考えたら眠れなくなるトピックでこの世は満ち満ちてますけど...)。

大規模修繕関連事業に就かれている方々におかれましては、ぜひ大規模修繕時のベランダー救済システムの構築ご検討を願ってやみません。お願い!

これが最初の大規模修繕前↑。床にレンガなど敷くのはお勧めしません、タイヘンだから。

それでその大規模修繕の直後↑、かなり植物を減らしたんですが...

10年後のビフォーアフター↑。同じ場所なのに、なにがどうなってるんだ。そろそろ次の大規模修繕の足音が...。

いやもうこれ以上植物は増やさない増やさないなんだったら減らそうとか思ってるので園芸店には足を踏み入れちゃだめだ、だめなんだ。あっコラ風で折れた枝をうっかり土に挿すのはやめるんだ。鳥よ頼むから正体不明のタネを持ってきてくれるな、なんのタネかなーとかいって育てたらでかい木だったりするじゃないか。

 

って、なんだか今回はカレンダーの絵からかなり脱線しましたね。ではでは。

 

今週のお題ビフォーアフター