saoriotsuka-diary

イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

今年もよろしくお願いいたします / 余談・独学ランナーの孤独

って、もうすっかり13日にもなってましたが、新年早々大変なことが世の中でいろいろ起こったりして、なんだか落ち着かないうちに日々は過ぎていくのでありました。

何はともあれ、災いはもう沢山、もっと各方面にわたって安全で平和な世の中になっていくとよいですね。

被災した皆様が1日も早く生活の安定や身の安全を得られますようお祈りしています。

 

さて、話は変わりますが上の絵は展覧会で出したポスターの絵なのですが、年賀状にも流用しました。

オランダ語が書いてありますが、これはわたしの好きなオランダのアーティストSpinvisさんの歌「Bagagedrager」(荷物配達人)の一節でして「君が雲を聴く時には」あるいは「君が雲を聴くなら」という感じの意味かと思います。って、かと思いますって随分適当ね。というのは、この冒頭のAlsが、英語だとIfとWhenとas的な使い方をするみたいなんですが、その辺のニュアンスが初学者にはちょっとわからないんですねー。

ちなみにこういう曲です。Spinvisさんのデビュー曲で、この人はレイトブルーマーで、いろいろバンドなどやった後、郵便局で配達して生計たてながら宅録してたらしいです。この曲をレコード会社に送ってデビューしたのは40歳のころ、今63歳ですがますます意欲的に大活躍中です。

youtu.be

Spinvisさんの歌の歌詞が知りたくてオランダ語を初心者向けの本やDuolingoで学習してるんですが、やっぱりちゃんとした文法書とか辞書とかないとぼんやりとしかわかってきませんね。特に語順!オランダ語の語順の法則、いつまでたってもちぃともわからないよ!

フランス語を習ってた時にはフランス人の先生の教え方がよかったのでわかりやすく、なんとなくですが文法の勘所について「わかった!」モーメントが少しはあったのですが(と、豪語するほどフランス語もわかってないけど...自分の体感としての感想です)、独学はキビシイですし、オランダ語だと辞書とか参考書も少ないんですね、むむむ。

ですが、まあやらないよりマシかなと思いとりあえずDuolingoを続けており、連続記録が304日目なので、このまま連続記録マラソンを絶やさないことを今年の個人的な目標にしようかと思います。勉強は一生モノですから、気長に続けなきゃね。

仕事的な目標としては、これまで以上に、ひとつひとつの仕事に好奇心を持って丁寧に取り組みたいですね!(なにこのとってつけたような「仕事もがんばります」アピール。いや、本当ですよ!なにせ仕事人間ですから)

 

これ↓はSpinvisさんの別の曲、Overvecht。

 

youtu.be

まだまだオランダ語が読めるという段階には程遠いので、結局わからない部分はgoogle翻訳で英語にしてから読むという頼りない状態でして、ぼんやりとしたニュアンスでしかわかりませんが、この人の歌の不安や無常感とあたたかさを同時に湛えた世界をもう少し理解できるようになりたいものです。まあ、歌の歌詞や詩などは多重な意味が込められてたり説明的でないのは当たり前なので「全部わかる」とかはどんな言語でもないとは思うんですが。

でも時々、勉強した単語や文法をつないで文章がわかったりすると嬉しくなりますね。映画「天空の城ラピュタ」でムスカラピュタ文字の石板を見た時に「読める、読めるぞ!」と叫んだ気持ち、語学初学者には共感のセリフですよね。

いや、でも、やっぱり答えあわせしてくれる先生がほしいもんです。

最初の節はこんな感じ。かな?(間違ってたら教えてくれる人募集中!)

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Donderdagavond 木曜の夕べ
Grote genade 大いなる恩寵
Bang voor van alles なにもかもがこわい
En hoe het zal gaan そして どうなっていくのかも
Kijk naar de kinderen 子供たちをみてごらん
Misschien op een dag zijn ze oud たぶん いつかあの子たちも年をとる
Zijn het vreemden 彼らは見知らぬ人?
En net zo alleen そして同じように孤独?
Wie telt de dagen? 日々を数えるのは誰?
Wie geeft hun jaren? 誰が彼らに年を与えるの?
Hun zomers, de tranen 彼らの夏たち、涙たち
Een fluisterend lied ささやく歌
Zo zal het gaan きっとそうなっていく
Zeker 確かにね
Maar nu nog niet でも 今はまだ

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このあと2番、3番と、戦争の影や、自分たちのありようなどについてのモノローグが続く感じです。

 

ところでまた話が飛びますが、昔のアナーキストのひとなど(大杉栄とか)、投獄されるたびに語学をマスターしてたというような逸話がありますが、すごいですね。一体どうやって?参考書とかあったの?ひとりで?でもまあ、時間だけはいっぱいあったのかもしんない。でも「時間があればやるのにな」と嘯くわたしのような者はじっさいのところ、時間があったとしてもぼんやりじりじりしてしまうばかりで、結局やらないまま年ばっかりとっちゃうのであるよ。むむむ。

 

ではまたー。

 

今週のお題「一生モノ」