中公新書より出ました大竹文雄さんの「行動経済学の処方箋」のカバー帯と中の挿絵を描きました。
本文さし絵はこんな感じです。
大竹文雄さんのご本はこれで三冊目です!訂正、これで四冊目です。一冊2005年の「経済学的思考のセンス」の書影が欠けております(書棚のどこかにあるはずなんですがまとめてあるところになかったんで勘違いしており...)。並べるとうれしいですが四冊ならべなきゃ、あとで発見したら写真差し替えますね。
今回の本では、感染症対策などここのところわたしたちに身近なテーマに対する人々の行動を経済学的視点から分析しています。最近特に現代社会の複雑さというか、「あれを改善するにはこうしたらいい、いやでも、そうしたらこっちがうまくいかないじゃない!」みたいなことの難しさを感じることが多いのですが、経済という方向から分析するとこうなってるのか、など、知らないことも多く興味深く読みました。最後のほうに人文系の学問の重要性についての章があるのですが、その中で「本を読むことで得られる能力」についてのお話があって、ひいては「本を読んでいないことで自分に足りていないものは何か」というお話なのですが、なるほどと思いました(あんまり中身を紹介しちゃうとアレなんで、興味ある方はぜひ本を手にとっていただければと思います!)。
さてはて、ブログの更新が滞ってしまってました。カレンダーなどを作るのが遅々として進まなくて、そういうでっかい頭の上の漬物石みたいな課題があると、「他のことはこれを終わらせてから...」とついつい先延ばしになってしまうのですね。そういう先延ばし指向の人についても、↑の本のp5で「現在バイアス」として説明されてて、ああ、耳が、耳が痛い、それまさにわたし。状態なのですが、それを克服する思考についても書かれているので実践したいのです。うん。
などと泣き言を言いつつも、やっとカレンダーができましたので、明日あたりにnoranohaにアップしてこちらでも順次詳細などお知らせしようと思っています!