saoriotsuka-diary

イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

楽しきはドールハウスあるいは箱庭

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せっかくホームページを更新したので、その中から仕事の紹介などもボチボチしてみたいと思います。イラストを描く時、表現する題材、媒体によって表現方法が若干変わったりするのですが、書籍の装画など、画面の構図をばしっと決めて簡潔に見る人にメッセージを伝えたい時には比較的平面的、シンプルな表現、メタファー的だったり単純化したモチーフやアイデア勝負で描くのがわたしの好みです。

 

いっぽうで、上のイラストのように、説明的なイラストレーションなどではもう少し写実的というか立体的というか、細かい部分を描いたりするものもあり、そういうのも案外好きです。

こういう絵を描いてると、子供の頃絵本で街並みや家の構造の絵などを見るのが好きだったなーとか思い出しますね。各部分で、ここの部屋の人はこういう人でー、この戸棚はこんな風になっててー、とか、この街角ではこういう事が起こってて、みたいなちっちゃなシチュエーションを頭の中で考えて描いたりします(見る人もそういうのなんとなく考えながら見たりしますよね、こういうイラストって)。

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画数は多いですが、適正な時間さえいただければ(とは言っても、そんなに長期間でなくともいいんですが、今日頼んで明後日ラフ!みたいなスピード感だときびしいですねさすがに...💦)、楽しくノリノリですんで、もっと描きたい仕事です。空間を作るのって、なんか天地創造的(急に規模がばかでかい比喩)で、園芸とかインテリア考えたりとかもそういう快楽がありますよね。絵の中でもやっぱりそういう部分があるんですよねー。わたしの理想のお家、とか、理想の街、とか、絵の中なら描き放題ですもんね。

 

ところで、現実の我が家は...まあ、狭くて、おしゃれでもないんですが今の家で十分満足ではありつつも、現状は理想の100倍ぐらい本やら資料やらCDやらよくわからないものやらに囲まれてるんで、絵に描いたらえらい画数ですね。というか描きたくない。もっとスッキリシンプルに片付いた空間に生きたいですね、と思ってまたシンプル生活術の本とか買ってさらにものを増やしたりして。こらっ。だって、こういう絵もそうですけど、「脳内シミュレーション」って楽しいんだもん。ほほほ。