saoriotsuka-diary

イラストレーター大塚砂織の由無し事を綴るページです。仕事の紹介もしますが、ベランダ園芸の話やたわいない話が多いかも。

菜食晩酌日記 第16回 個性は集団に埋没す?

以前、友達が言ってたことで「なるほどなあ」と思ったことがあります。それは野菜炒めなどをする時に、一品の中に野菜をあれこれ入れると、まあそれもおいしいけど、そうすると「全体にただおいしい」になってしまうのですが、あえて使う種類を抑えて野菜1品とか2品などでシンプルに炒めると、「その野菜が」おいしいなあ、というのがしみじみ分かるということです。確かにそれ、あるんですねー。

 

いろんな野菜のハーモニーが楽しめる八宝菜的な炒め物も好きだしよくやるしそれはそれでおいしい。のですが、たまに、なんだったらもやしだけで塩コショーとか単純なものをぱぱっと作ると案外「ああ、もやしってうまいな」と感じられて楽しかったりもするんですよね。

もやしとか、他に豆苗には特に感じるんですが、他の野菜と混ぜてしまうと「あれ?豆苗どこいったっけ?」と存在感ナシナシになりがちなんですよね。なんだかそれはもったいない。むしろそれだけで塩コショーとかニンニク風味で炒めた方がおいしいと感じます。中華料理の一品料理、豆苗炒め、空芯菜炒め、ああいうノリですね。

 

よく野菜でチヂミを作るんですが、お好み焼きと違って、チヂミは一種類の野菜だけで作るのが好みです。

 

これは春菊のチヂミ。昔はじめてチヂミを作ろうと思って見たレシピが粉少なめ(少しの小麦粉と片栗粉同量だけです)だったんで、うちではいつもこんな「春菊のカタマリでござい」ってな雰囲気のものになるんで本場のヂョンとはなんだか違うものになってるのではないかと思いますが。

でもこの粉少なめレシピ、野菜の味そのものって感じでおいしいです。酢醤油でいくらでもビールが進む。

 

また、2つぐらいの材料種類のタッグ、「この組み合わせでこの調理法」がぐっとくる、というやつも結構あります。子供の頃に知った料理や、居酒屋で知った料理が多いですね。

うちの定番の「この組み合わせで決まり!」はこんな感じです。あくまでわたしの味覚の主観なんで、みなさんの好みとは違うかもしれないのであしからずなんですが。

 

カリフラワーとにんじんのスープ

カリフラワーと千切りにしたにんじんを炒めてからスープにしたもの。炒めたら水をいれて、少々の野菜だし(なくてもよい)、醤油、コーンを入れるだけというシンプルなスープ。この組み合わせ、にんじんやコーンの甘さとカリフラワーから出る風味がすごく合うんです。カリフラワーっていい出汁出ますよね。これを拡張するとポトフになると思うんですが、カリフラワーとにんじんだけでも十分おいしいです。

 

ほうれん草とコーンのマヨサラダ

子供の頃給食のメニューだったこのサラダ。ほうれん草を茹でて、コーンとマヨ、塩コショウで和えるだけなんですが、ほうれん草の食べ方としてかなり好きです。これを小松菜で置き換えてやると同じようにおいしいように思われますが、うーん、なぜかそうでもない。やっぱりほうれん草がいいです。マヨを入れすぎると「マヨ」になってしまうので、若干控えめで、あればブラックソルトを少しかけると吉。

 

ゴーヤのくるみ和え

これは以前にも書きましたけど、ゴーヤを薄切りにしてちょっと茹でて、くるみなどナッツを刻んだものとペーストにしたもので砂糖醤油みたいな感じで和えたもの、ゴーヤの苦味とナッツの濃厚さを少し甘い和え衣が包み込んでオツです。

 

春菊のくるみドレッシング

これは上のゴーヤと同じ原理で春菊のほろ苦さとくるみが合う。春菊の場合は、エゴマ油とか亜麻仁油をちょっと効かせて、それでいてさっぱりと醤油麹黒酢ドレッシングみたいにするといい感じです。海苔とかトッピングしてもいいですね。メインにはあまり他の具材は入れず、ひたすら春菊のおいしさを味わいたい感じです。写真は豆腐ステーキの付け合わせ的に盛ってます。

同様に、にんじんもくるみと合わせるのが定番でもちろん好きです。これは世間的には「キャロットラペ」というやつなんだと思うんですが、よくあるキャロットラペのレシピにはレーズンとかドライフルーツも入ってることが多いんですが、個人的にはドライフルーツ類を入れると甘すぎというか、にんじんだけの甘みを味わうぐらいがちょうどよいです。にんじん、くるみ、あればクレソンとかパクチー、その三つで、こちらの場合のドレッシングはレモンとマスタード、オリーブオイルに塩、っていう感じが好きです。

 

ジャガイモとグリンピースのサラダ

にんじんサラダのドレッシングと同じ味付けで、細切りにして茹でたジャガイモとグリンピース、という組み合わせも好きです。じゃあ、これににんじんとくるみとパクチーも入れたらいいんじゃない?とは、ならないんですねー。それはちょっとメンバー多すぎ、というか、同じステージ上にドラマーが三人もいなくていいじゃろ、みたいな感じになっちゃうんですねー。過ぎたるは及ばざるがごとし。

 

にんじんと大根のなます

和食の定番ですが、間違いのないおいしさです。ゆずの皮なんかちょっと入れると最高ですね。というか、和食は野菜1〜2種類でおいしいみたいな調理法の宝庫です。胡麻和えとか、酢の物とか、煮びたしとか。

 

上記のようなメニューは、挙げた材料以外に、ついでだからあれも入れようかな、とか余計なことをすると、なーんか味がぼやけて、残念だったなーって感じになりがちです。やはり個性を生かすには引き算の美学なのか。

が、しかし、そうでもないメニューもあります。豆のサラダとかは、トマトやらセロリやらケールやらピーマンやら、ある野菜も全部豆と同じぐらいにきざんで入れると大変おいしい。野菜の宝石箱なんじゃよ。

というわけで、今日の趣旨をひっくり返すようですが、いろいろ入ってる「総勢百人の合唱団的魅力」を持つ料理も、まあ、ありますね。

 

なお、菜食びと的にはひとつ思うのは、肉を食べてた時には気づかなかったんですが「この料理、肉入れないほうがむしろおいしいな」ってもの、結構あるなーと思います。別に菜食びとでなくとも、たまには試してみるのも愉快ではないかなと思います。どの組み合わせがどの野菜の知られざる魅力(家庭料理なのにそんな大げさなもんでもないですが)を引き出す、自分の味覚にぴったりなコラボレーションの妙を生み出すのか、発見するのも大人の楽しみ?かも。

 

ではまた。

書籍「わかる!できる!看護主任」と雑誌「集中」の仕事の紹介です

今日は仕事紹介を。

「わかる!できる!看護主任」(古橋洋子氏著・Gakken)の本の表紙と挿絵を担当しました。豊富なイラストでわかりやすく看護主任の仕事について学べる一冊です。

 

医療系の仕事では、他にもあまり出稿範囲がオープンでない(なので、ここで紹介できないんですが...)専門業界誌の仕事も連載したり、いろいろしているのですが、こちらの雑誌「集中」では香山リカ氏のコラムイラストを長く連載で担当しています。時々紹介してますが、最近のものをまた紹介。

この回では文中の話題の、AI的マニュアル対応でない、患者さんとの心の通じるコミュニケーションのあり方を考える上で、医療本などだけでなく文学などを読むことも一助になるのではないか、というようなあたりをイラストにしました。

毎回、お話の中のどこを拾って興味をひくようなイラストにできるか考えながら仕事をしています。

連載のタイトルの通り、患者さんの気持ち、また医療従事者さんの中でも様々な立場の人の心理、両方の悩みに寄り添う配慮の行き届いた優しい視点の連載なのです。デリケートな読者さんも多いこのジャンル、まあ、このジャンルに限った話ではないんですが、わたしも読者の心に寄り添える、というか、安心して見ることができるようなさりげなく暖かいイラストを心がけたいなーと思っております。

カレンダーについてのお話 遠い8月

 

 

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カレンダーのイラスト紹介をまだやってるわけですが、初志貫徹で全部やり切りたい、(というか、やり切るよ!)のですが、8月で滞ってました。

というのは、今めっぽう寒いんで、8月のことが考えられない、という理由なのでした。それかい!

昔子供の頃、手塚治虫の漫画の描き方だったか、あるいは他の本だったか忘れてしまいましたが

「見たものしか描けないのなら雪男などは描けないので、漫画家には想像力が必要である」

みたいな話を読んだことがあり、ほほー、なるほど!と思いましたが、イラストレーターもそれはあって、今ここでない場所や状況、行ったことない外国とか、自分が共感を覚えない状況とか、ファンタジックな嘘とか、そういうのが描ける、空気感をつたえられる、というのも大事な能力です。

が、いっぽうで今思い出しましたが、昔、有名な話ですが、ある才能あふれる人気CMディレクターの方が

「リッチでないのにリッチな世界などわかりません

 ハッピーでないのにハッピーな世界などえがけません」

という言葉を残してなくなられたということがあって、その言葉を絵の勉強をしてた頃に初めて知って衝撃を受け、考えさせられたものです。その方は有名で才気あふれる人でしたので、そんな方の言葉に自分を引き合いに出すのもおこがましいのですが、実際、庶民のわたしは自分のスケール感の中の世界しか引き出しにない感じがしますし(その言葉が含意してたのはもちろんそんな単純な話ではないとは思いますが)、まあ、現実問題、どっちもあるなあと思ったりします。

また、さらに最近は

「知らない物事をうかつに描くことで誰かを傷つけることもある」

というのも気をつけねばならないなあ、と。たかが絵、されど絵、いろいろ考えながら勉強しつつ、描くしかないんですねえ.......

って、この絵とは全然関係ない話に盛大に脱線しましたが、そんな大仰なことが書きたかったわけじゃなく、単に「真冬に夏の暑さを思い出すのが難しい」というだけでした、ははは。

 

で、この絵は確か10月ごろ描いたんですが、10月というのは夏の暑さも覚えていながら、冬の雰囲気も思い出しつつある、そして春の陽気にも近い日もあったりするのでそこで春を思い出したりして、四季を描くにはなかなかうってつけな時期なのではないかと思います。では逆に、春もしかり、なのかな?と思うと、春は、なんだか春は「これから始まる!」というそわそわした雰囲気が強くて、「翳りゆく秋」のイメージを思い出すのがちょっと難しいような...、はて?なんでだろ。

 

と、絵の内容に入る前の盛大な前振りは置いときまして、この絵は夏の夜のゆったりとした怠惰で楽しげな雰囲気を描きました。夏の夜、いいですよねえ、暑さが和らいできた夕暮れ時、野外で生ぬるい風に当たって、ちょっとお酒なんか飲んで(ビアガーデン!)、気の合う友達とだべったり、音楽聴いたり。舞い飛ぶ夜のパピヨンたちや虫の音もオツなものです。

しかし最近では夕方過ぎて夜になっても外がちっとも涼しくない、どころか、外になんかいたら身の危険が!なので、外のテラス席を陣取るという感じでもなく、つい室内の冷房の効いた店内でビール、という感じのほうが多いかもしんない。

そのうち、気づけば、穏やかでうららかな気候がどの季節においても思い出せない、以前と違う気候が苛酷化した世界、というふうになってきたりするのかも...って、また不穏な話になってきたので、今日はこの辺で。ではー。

nico2月号と鳥子さんの10周年

クインテッセンス出版さんから発行されている歯の専門誌「nico」2月号の特集ページで見開きなどのイラストを担当いたしました。

お子さんの乳歯から永久歯への生え変わりの時期に気をつけたいあれこれが特集されています。

子供の頃、抜けかけの乳歯がいつまでもぶらぶらくっついててもやもやした記憶がよみがえります。

昔は歯医者さんが怖かったし治療もめちゃ痛かったので歯医者と聞いただけで逃げ出すわたしでしたが、最近はやさしくて痛くなくて治療が早い、というお医者さんにかかっており、歯医者苦手意識がかなり薄まりました。と、いいつつ、もっと検診とか行くべきなんですが、そういえばまた最近行ってないなー。

 

さて、別の話ですが。

ディレクション、編集・ライティング、デザインをすべて兼ね備えたワンストップ制作会社としてご活躍の「鳥子」さんが会社10周年記念にノベルティエコバッグとノートを作りまして、そちらのワンポイントイラストを描きました。鳥にちなんでフクロウの親子です。

鳥子さんは立ち上げの時にもWEBサイトのイラストを担当いたしましたご縁がありまして、サイトはこちらです。サイトのトップページではマウスオーバーで鳥がちょこっと動きますのでいろいろな箇所をお試しあれ。

trico-pro.com

(↑こちらはリンク用のサムネールですんで、この画像ではマウスオーバーでは画像は動きません)

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ところで。

長年仕事に急かされて生きてるせいもありますが、さらに仕事の合間などちょっとした時間にsnsとかネットをなんとなく見るくせがついて久しいのですが、最近

「本をじっくり読んだりやりたいことに打ち込むなど、何かに落ち着いて腰をすえて取り組む時間を持つ」

という自分にとって大事な能力が落ちてきた、つまりは端的にいうと「好きなことへの集中力の低下」にフト気づいて愕然としまして、なんだか焦りを感じまして。

一念発起、「無駄にネットを見ないで集中力と目的意識を持って時間を大事にする」ということを今年というか今後全般の抱負にしようかと(もう2月なのに今更今年の抱負)。

とはいっても、何のことはない、創作に没頭するとか、休むとか、遊ぶとか、メリハリ持ってやりたいな、って程度ですけども。

ツイッターとかって、ついだらだら見がちになってしまう活字中毒ホイホイみたいなところがありますよね。漫然と見て悪いニュースに「はーあ」とため息つくばかりで結局何もしてなかったり、はたまた他の方の活躍を「ほほーすごい」などと見入ってるうちに自分は一向に仕事も創作もはかどらぬまま今日もまた1日が暮れていくのであった、みたいな感じは避けたいなと。

逆にインスタグラムなどをもっと気楽に作品発表の場にしていくとか、そういうこと考えたほうがいいのかもしれません。sns無精なわたしですが、もうちょっといい感じに楽しく何か運用したいものです。

菜食晩酌日記 第15回 グリラーファンクラブ

久々に菜食晩酌日記なわけですが、のっけから朝食のフレンチトーストもどき(卵なし)です。

最近グリラーという魚焼きグリルで使う陶器の調理器具を買いまして、これが便利で最高であるというお話。

これです。黒の他にもかわいい色のバリエーションがあるみたいなんですが、使ってると蓋の裏側とか焦げ色がついてくるんで、そういうのが気になる方は濃い色を選ぶといいかもしんない。

 

わたしは焼き野菜とか好きなんですけど、魚焼きグリルの網に直接だと、あとでグリルを掃除するのがちょっとね、とかありますし、オーブンだと最近電気代も気になりますし。うちは再生エネルギー100%のところと契約してますんで、本当だったらガスより電気を使ったほうがいい(※文末注)んですが、ここんとこの世情、電気代がアレですよね、うちの再エネは市場価格連動プランですんで、毎日スポット市場の表とにらめっこしてますと夕方はやっぱり高い。そういう夕飯時にオーブンでじっくり、的な料理にためらいを感じる今日この頃。悩ましく思っておりました。

で。このグリラーは最初に加熱してから陶器の遠赤外線で余熱調理ができるらしく、それならまあマシかもしれないかしらん、と思いまして導入に踏み切りました。省エネ調理といえば圧力鍋があるんですが、あのう、ばかみたいな話で恐縮ですけど、わたし圧力鍋は若干怖いんですね、なんで、あるけどあんまり使わない。それに比べるとこれはかなり手軽そう!

と、また脱線してきたんでグリラーに話を戻します。使い心地なんですが、よいですねー、これ。材料切ってグリルにつっこんで10分ぐらい火にかけて、あとは15分〜30分ぐらい放置しとくと、いい感じに火が通っておいしくできてます。うちは菜食なんで肉や魚などではどうなのかわかりませんが、野菜やきのこはホクホクです。きのこ!ああおいしいのよきのこ。ただ、根菜はやっぱりちょっと火を長く通さないとかな、と思うんで、わたしは根菜、だいこん、じゃがいも、里芋は先にレンジで3〜4分チンしてから焼いています。(それも省エネ的に微妙な気もしなくもないですが...。)あと、そういうのは薄切りにして入れれば火が通りやすいので、ゴロゴロ感が必要ない場合は薄切りで。

 

上のフレンチトーストはフライパンでやるより表面カリッと中ふっくら、がいい感じにできますし、りんごやさつまいもなんかを切って焼くのもオツです。ヴィーガンバターとかシナモンとかまぶして焼くと、うーんいい香り。

焼き野菜は、切って少し油で揉んでからだだっとグリラーに入れ、10分加熱、15分放置、焼きあがったら蓋をあけて最後に1分ぐらいまた焼くとちょいと焦げ目ができて、そこにドレッシングとか塩とかお好みでかけるだけで立派な一品。ズボラーに最適なグリラー(無駄に韻を踏む)、毎日のように使っています。

 

調理例。

↓カリフラワーときのこと厚揚げ。ポン酢など垂らしていただきます。

↓薄切りのじゃがいも(下の方にあるんでよく見えませんが)とズッキーニをパン粉焼きにしました。チェダータイプのヴィーガンシュレッドも散らして。

↓これはゼロミートのハンバーグタイプを付け合わせ野菜と一緒に焼いたもの。

↓かぶは焼くと甘くなって最高ですね。あつあつに醤油麹とマスタードなどのドレッシングをかけて。ただ、葉っぱは焼きすぎると焦げます。

↓れんこんとこんにゃくをめんつゆに浸してから焼きました。すこし味がしみたほうがいい感じのものは先に浸してから焼くといいと思います。

↓安納芋をサイコロ状に切って焼きました。お手軽デザートです。

などなど、まあ、うちのごはんは普段着ですんで盛り付けとかざーっとしてて若干ステキ度に欠けますが、ネットをみるときれいに並べて焼いたりしてる方がたくさんいて、フォトジェニックなんですねー。感心しちゃいます(が、見習わない人)。とにかく、簡単なのに味も見た目(は努力次第)もご馳走っぽくなりますんで日々ちょっと楽しいし、とにかく楽チン!

注意点としては、取り出す時にちょっと気をつけたほうがいいというか、グリルには長手方向に入れるんですが取っ手がこれだと使いにくいので、取り出す時には取っ手じゃない方向を鍋つかみとかで持って取り出したほうがいいです。あと、出来立てのグリラーは必ずなべ敷きとか引いたほうがいいです、うっかり炊飯器の上においた時があって、炊飯器の蓋が若干溶けました。(台所が狭いと置き場所がない時もあるのさ、ちぇっ)また、基本的なことですが出来立ては熱いんで火傷注意です。

あと、グリルの形状によっては「グリラーがグリルに入らない」という悲劇的展開になるらしいんで、もしも買おうかな、という方がいましたら、買う前にサイズは気をつけた方がいいです。

 

ではではー。

 

 

※余談ですが、ガスって結局メタンガス、化石燃料なんですよね。

以前にも紹介した気候学者のピーター・カルマスさんが関わっているEarthhero.orgという気候アクション推進団体があるんですが、その団体が日々個人が取り組める気候変動対策を紹介するアプリ「Earth Hero」というものを出していて、わたしはそのアプリを見ていちおう環境負荷の低い行動などをチェックしているんですが(全部取り組めているとは言ってないですよ、ははは)、そこで紹介されているアクションの中にも天然ガスをメタンと呼ぼう」という取り組みがあります。環境負荷を知るには、まず正しい名前を知ろう、ってことらしいです。

メタンガスは温暖化係数でいうとCO2の25倍ありますが、これはガスがガスのままで大気中に放出されると、という意味ですので、メタンガスを燃焼させると分解してCO2と水になりますね(というのは高校の化学で習ったはずなんですが、わたしのような非理系脳は忘却の彼方だったのでおさらい)。化石燃料を燃やすとどうしてもCO2が出るわけですね。

ただ、放出されるCO2はメタンそのままが放出されるよりは温暖化係数自体は下がってるということにはなりますけど。

ちなみに、温室効果ガスを評価する場合には温暖化係数以外にも「大気寿命」という尺度もありまして、メタンガスはCO2より早く大気中から消滅します(12年)が、CO2はすでに大気中に莫大な量がある上に減衰の速度も遅いと言われています。ここがややこしいところで、根本的には「CO2は増えたが最後減らないで積み重なるのみ」というような状態になってるらしいのです。なので、これ以上CO2を出さない、というのもやっぱり非常に重要とのこと。

いっぽうで、メタンガスも今現在の気温に対しては温暖化係数が高いだけあって影響多大ですんで、例えば北極の氷床を「今」溶かしたりなどには大きな影響があります。いったんある時点で氷床が溶けて地球上からなくなっちゃったら、その後にいくら対策して温室効果ガス放出を減らしてももう氷床は戻ってこない(残念ながら巨大な氷床を再び作る冷凍庫はないんですねー、地球)のでまさに「覆水盆に帰らず」状態、気候変動は避けられなくなっちゃうんですね。

なので、「両方これ以上極力増やさないで、気温上昇を産業革命以前から1.5℃までで抑える」がカタストロフィー回避の鍵、ということらしいです、ふう、長い。(詳しくはこちらでわたしのような素人なんぞよりちゃんとプロが解説してますのでどうぞ)

 

そんなわけで、一般的にはガスのほうが石炭や石油燃料由来の火力発電である電気よりは省エネなんですが、そうは言っても、再エネ100%電気を使ってる場合には再エネは化石燃料フリーですから、ガスよりもなるべく電気を使ったほうが脱炭素対策にはよいわけです。

話を我が家の事情に戻しますが、じゃ、こないだガスコンロが壊れて買い換えた時にそこまでわかってるならIHにするべきじゃない?わたし。だがしかし。うちのキッチン、ガスコンロまわりに電源見当たらないのでなんか大規模な工事&出費が必要な予感、というか、そもそも契約が40AでしたんでIH使えないらしく、そのために契約アンペアを増やすのもそりゃそれで本末転倒じゃない?などと逡巡してたらよくわからなくなってしまいまして、結局ガスコンロを使っております。(で、じゃあせめて省エネ調理器具を...と冒頭に戻るんですね。シャトルシェフも買おうかな...)

給湯器が壊れた時も、本当はヒートポンプのエコキュート的なものにしたほうがよかったんですが、どうも共同住宅だと難しいですし、導入の初期費用も高ーい壁でしたんで従来型の給湯器のままです。こちとら老後の年金にも不安しかない、明日をもしれぬ零細個人事業主なもんで、巨大な地球の危機に対してせせこましい庶民の事情のほうが天秤で勝ってしまい、なかなか理想に現実(というか経済状態)がついてかないもんです、とほほ。

と、なにをするにも個人でやるのには限界がありますし、ただでさえ不景気であらゆるものが値上げするわ税金は上がるわ賃金は上がらないわみたいなご時世、寒い中暖房費や食費を節約するともう人権の問題に関わりますよね。ある程度生活にゆとりのある人が自分の環境資源の無駄遣いを自覚して減らそうと自主的に取り組むならいいことと思いますが、生活が苦しい人に節約しろっていうのは無茶な話です。上に書いたEarth Heroみたいなものも、個人が見るのもいいですが、本当は企業や政治行政をやってる人が見て「人々がこれを達成するために企業や行政ができる対策は何か」を知恵をしぼってもらいたいというのもありますね。

例えば、「日本中全戸無料で家のインフラの脱炭素対策しますよ、断熱リフォームも、給湯器交換もガス台交換、ZEH化どんとこい!」みたいな夢のような政策があったりしたら、気候変動対策も進むしみんなの住居が快適になるしでいいことづくめと思いますが、ま、今の所まだ夢ですね。って、チンタラしてるうちに時間切れになっちゃわないか。(なにこの注釈、無駄に長くて最後は愚痴っぽくなっちゃいましたね、おしまい)

 

カレンダーについてのお話 7月の浜辺にて

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古本屋や古道具、蚤の市なんかを眺めるのが好きで、旅行先でもちょいと立ち寄った町でも、そういうゾーンには灯火の蛾のようにひきよせられてしまうのですが、以前何回かパリに旅行に行った時にもよく蚤の市に行ったものでした。特にあれこれ買わなくても、いろんな時代の生活道具やら古い写真やらなにやら、これはどんな人がどんな時に使うものだったのだろうとか眺めていると、一日中ぶらぶらしてても飽きないですね。で、結局大したものは買わないのですが、古い写真やポストカードはよく買います。紙ものは軽くてお値段も気軽なわりに、心のインスピレーションを刺激してくれるので大好きです。本よりかさばらないし(と、言いつつ、紙ものも「捨てられないもの」上位にくるもので、ぜんぶいつまでも捨てられないから結局かさばりまくり、いろんなところに未整理で詰め込んでしまうので、どこに行ったかリスのどんぐりってな具合で収拾がつきません。ま、いいや、私の墓標にゃ「混沌」って刻んでくれぃ。)

んで、この絵は、そんな蚤の市の思い出の写真から着想を得て描いたものです。

写真はこちら。

いつのどなたが撮ったどなたの写真なのかは存じあげないのですが、ジャック・アンリ・ラルティーグの写真のような「古き良き」でありつつも昨日のような鮮やかな日常を切り取った雰囲気です。浜辺で楽しむご婦人方3人組の様子がなんだかユーモラスで、のびのびとしたバカンスの1日の開放感が満ちてる、いい写真だなあと思います。

浜辺のバカンスは写真やポストカードの題材に人気があったようで、他にもこんなポストカードも持っています。

つないだ手がかわいらしい。

 

浜辺はいいですね。月並みですが、広がる海の水平線には日頃の役割分担やしがらみを忘れさせてくれるおおらかさがあります。普段自分のちっぽけさにくよくよしがちですが、ちっぽけで当たり前だよなあ、海はこんなに広いものね。というような、安らかな無力感に包まれますね。いつまでも浜辺でぼーっとしていたい。(ぼーっとしてるといえば、まあ、いつもPCの前でぼーっとしてるんですけど、その場合あらゆるやるべきことがはかどっていない安らかでない無力感とともにあるわけで...)

 

浜辺をモチーフにした絵を描くのも好きで、こんな絵も前に描いてました。

これは、架空の本の表紙というコンセプトでした。どんな本かは...話し出すと長くなりそうなんで、まあそれはまた別の話ということで。

他にも、こんなのやこんなのも。

そういえば去年の夏のHPのトップページのイラストも浜辺の二人でした。

仕事で描いたものも。


好きなモチーフはついつい繰り返し描いちゃうものですね。まあ、毎回同じ表現にならないよう、ちょこっと変えたりしつつも、これからも浜辺の絵は増えそうです。作品はまあ仕方ないんですが、ポストカードやら映画のフライヤーやら可愛い包装紙やら、現世は厖大な紙ものが吹き寄せる此岸の浜辺でありまして、広々とした海への憧れはますます募るばかりです。

 

ではでは。

 

カレンダーについてのお話 6月

あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、カレンダー紹介は正月的季節感がなくてあれですけども続きなんで6月です。

6月の絵は、梅雨ってうっとおしい季節ですので、単純になるべくさわやかな絵を、と思って描きました。

昔会社勤めだった時に、眠い目をこすっての出勤はそもそもおっくうでしたが、会社まで最寄り駅から徒歩15分ぐらいありましたんで雨なんて降ってた日にゃてきめん「あー会社行きたくない」と思ったものです。

でも逆に、毎日通勤してると一年に何度かはすんばらしく清々しく美しい朝もあったりして、通り道の緑はつややかに輝いて、路上に映る木漏れ日は踊るように揺れて、空は澄み渡り、鳥たちはさえずり、大気に楽しさが満ちてる感じ、会社までの単なる通勤路が赤毛のアンよろしく「喜びの小道」みたいに見えるような天気の日もありました。そういう日はそういう日で「あーこのままどっか遊びに行ってしまいたいなー、この素晴らしい1日を建物の中で過ごすなんてもったいないなー」と感じたりもしたものです。

自宅で仕事をしてるとそういう機微も味わう間もなく単調に仕事ルーティンにはまりがちですが、そういうもったいない日々を窓越しだけでなく、表に飛び出してもっと味わっていきたいものです(と、言いつつ、ままならぬのが世の常ですけどね)

そして、そういう一瞬の「気分」を絵の中に込めて伝えられるといいなあとも思います。ではでは。

 

 

カレンダーについてのお話 5月

 

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わたしは植物が大好きです。生態系や多様性を保ってくれているような自然公園に行くのも好きですが、町の中の緑も好きです。

近所を散歩していても、大都会にいても、なんかしらひしめき合う建物の隙間にある植物に常に注目しています。誰かと道を歩いていても視界に入る植物を眺めながら「あれ、あんなところにレモンの木があるな」とか「おやなんてまあ立派な柳だろうねこれは」とか「ここは去年オオキンケイギクがいっぱいあったのに今年は誰か駆除したのだろうか」とか「あちゃー、街路樹、こんな季節にこんなメタクソな剪定しちゃって...」とか「あそこのロータリーの植え込み、誰かがナスの苗勝手に植えてるな」「わーん、あそこにあった立派なクヌギ、切られちゃったんだー」とかそういうことをずーっとチェックしていたりして、相手の話がうっかりうわの空、みたいになりやすいです。

アスファルトの隙間から勝手に生えてる健気なやつらも好きですし、園芸同好の士が狭いベランダや軒先で奮闘してるのも「おお、同志よ...」とか思って勝手に親近感を感じますし、そういう小さい緑を鳥や虫が利用してたりするのを見ると、もっとこういうところを増やしたいものだねえ...。と思います。

さて、そんな街なかグリーンフィンガーズとしては、おしゃれな洋服屋さんなどよりもときめくところ、それは花屋とか植木屋とかナーセリーとかホームセンターの園芸コーナー。園芸好きなら誰しも身に覚えがあると思うんですが、「あ、あんなところに園芸店が。まあ、買う予定はないけど、まあ、冷やかしに、ちょっとだけ確認してみようかしらん」などと一旦お店を覗いたが最後、自宅敷地面積を度外視して育ったら10mにはなろうかというつるバラとか結実は10年後になるような果樹の苗木(しかも2本ないと受粉しない)とかなどを「だって見切り品だったんだもん、かわいそうで...」とか言い訳しながらうっかりカートに入れてしまったりするなかなか危険スポットです。

わたしはベランダ園芸派ですが、近年世間では室内の観葉植物がブームらしく、インテリアの雑誌などを眺めると家中グリーンに囲まれたおしゃれルームが特集されていたりもしますよね。あれも心ときめいて食い入るように見ちゃうんですが、うちはなんでも食べちゃう食べ食べ猫ちゃんと同居してますし、室内でいい感じの日当たりゾーンが限られてたり本がありすぎたりする都合で室内では観葉植物は育てられません、ああ、無念。

なのでベランダ専門なんですが、インドアグリーン派の人には「大規模修繕恐るるに足らず」という大きな利点がありますね、うらやましい限りです。だいたい、わたしは世のベランダーに問いたい。

みなさん、大規模修繕どう乗り切ってますか?!

わたしはこれまでは自宅から徒歩10分弱の実家の一角に避難させてもらって切り抜けており、次回もまだそれでいけそう(ただしそれでも引越しぐらい手間かかるんですけど)なんですが、ゆくゆく将来のことを考えると憂鬱です。というか、ただでさえ夜寝つきが悪いタチなのに、大規模修繕のことを考え出すと本当に眠れません(まあ、他にも、仕事とか気候変動とか政治とか世界平和とか考えたら眠れなくなるトピックでこの世は満ち満ちてますけど...)。

大規模修繕関連事業に就かれている方々におかれましては、ぜひ大規模修繕時のベランダー救済システムの構築ご検討を願ってやみません。お願い!

これが最初の大規模修繕前↑。床にレンガなど敷くのはお勧めしません、タイヘンだから。

それでその大規模修繕の直後↑、かなり植物を減らしたんですが...

10年後のビフォーアフター↑。同じ場所なのに、なにがどうなってるんだ。そろそろ次の大規模修繕の足音が...。

いやもうこれ以上植物は増やさない増やさないなんだったら減らそうとか思ってるので園芸店には足を踏み入れちゃだめだ、だめなんだ。あっコラ風で折れた枝をうっかり土に挿すのはやめるんだ。鳥よ頼むから正体不明のタネを持ってきてくれるな、なんのタネかなーとかいって育てたらでかい木だったりするじゃないか。

 

って、なんだか今回はカレンダーの絵からかなり脱線しましたね。ではでは。

 

今週のお題ビフォーアフター

カレンダーについてのお話 4月

4月のカレンダーはこちら。

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画家や作家のアトリエって憧れますよね。って、いきなり断定調ですみませんが、わたしは憧れます。まあ、アトリエに限らず人のお家のしつらいはなんでも見るのが楽しいというのもありますが、特にアトリエや仕事部屋にはその人の興味関心が詰まってる感じがするので、見る機会があるならばわくわくしてみちゃいます。

ピカソとかミロ、ブランクーシのアトリエとか、そういうのの写真を見てると飽きません。トーベ・ヤンソン展に昔行った時も、トーベの海辺のアトリエの再現コーナーには胸ときめきました。

そういえば、画家ではなくて作家についての「作家の家―創作の現場を訪ねて」という写真集を持ってるんですが、その本も楽しいです。人選が有名どころから通好みの渋い人まで揃ってて、写真もいいですがその人となりを紹介してあって読み物としても面白い。理想の家を作ったのに理想の家庭は作れなかったのか、孤独とアルコールに愛し愛されたフォークナーとか、「自分だけの部屋」で作家活動に打ち込んだヴァージニア・ウルフが「書くことと読むことに限りなく時間を費やした後、私の本当の才能はカーペットを作ることにあると判明したの」という意外な話を姪への手紙にかいていたり、人間というのは一筋縄ではいかないもんです。ユルスナールの著作を読んだことがないのですが、イメージとしては硬派な感じがしてたんですが、彼女の住んでいた「プティット・プレザンス」と呼ばれた家はいい感じにラブリーで、キッチンなどわたし好みのコージーな感じで、居間にどういういきさつか象(ババール?)のかわいらしいぬいぐるみが置いてあったんで俄然興味が湧き、「黒の過程」を買ったんですが、積ん読して久しいことを今これを書いてて思い出しました。年末年始に読もうかしら。

翻って今、わたしはマンション住まいの一角で散らかり放題、文具と画材と生活用品のカオスの中、机の半分を猫に占領されて実質A4ぐらいのスペースしか絵を描けるスペースがない状態で作業しております、とほほ。実家にアトリエがあるんですが、コロナ状況であまり通えず、そっちも今じゃ物置小屋。これじゃいかん、と思いますんで、来年の抱負は仕事場を片付けてまた使えるようにしたいです。でも、とりあえず今の所はおしゃれアトリエには程遠いのであった。

しかし、そんな小市民イラストレーターにも希望の星が。ジーン・ケリーの「巴里のアメリカ人」という映画の冒頭には、アメリカ人画家ジーン・ケリー(似合ってないよね、画家...)が住んでるアパルトマン、ベッドは天井に片付けられるし、折りたたみ家具なんか駆使してヒース・ロビンソンの絵みたいな工夫狭小住宅画家ライフをエンジョイしてるというシーンがありまして、子供の頃あれを見て、すごい好きだなあ...と思い心に強烈に印象が残っています。が、映画の内容はぼんやりとしか覚えてないな、気づけば。年末年始に見直そうかしらん。って、年末年始から来年への抱負を無謀にも積みたい放題積んでいくのだった(多分どれも実現しない)。まあ、そんなわけで、狭いながらも楽しい我がアトリエ、ってなもんです。そう、それと、狭いアトリエにも利点がありまして、暖房費などがかからずエコですね。

 

仕事部屋は汚すぎてとっても人様にお見せできませんが、ダイニングはこんな感じの我が家。仕事部屋が散らかりすぎてる時はここに避難して書きものをしたり仕事したりしてます。全然上の絵みたいなすてきな天井高いアトリエじゃないのでした。いいのよ絵は憧れを描くものなんだから。こりゃこりゃ。

 

ではでは。

カレンダーについてのお話 3月 おやつの時間

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さてさてさくさく紹介していかないと。

3月のカレンダーはおやつの時間です。おやつを食べてる時って、なんだか子供みたいな気持ちになりますね。昔、杉浦日向子さんの「4時のオヤツ」という短編集が好きでした。誰かと一緒でも、一人でも、ちょっと浮かない事があった時、失敗しちゃった時、仕事に集中できない時、お茶と甘いものがあれば、少し心が和んだり、気分がよくなったりしますね。おやつは心の栄養なのです。

 

ちなみに、わたしのおやつ時間はこんな感じです。

へたくそデコレーションの豆乳クリームのケーキ。

洋梨をもらったのでタルトにしました。

以前、2千円ぐらいでたい焼き器を買ったんで家でもたい焼き天国です。

この写真だとなんだかよくわかりませんが...

豆乳クリームのミルクレープでした。ちょっと皮が厚かったので、次回作る時はもっと薄く焼きたい。

ベランダで栽培してるいちじくを収穫した時に豆乳などでチーズケーキっぽく焼き菓子を作ってみました。

 

と、このように自分でお菓子を作る事が多いんですが、別に「お菓子づくりが大好き!」という人だったわけではなく、菜食になってから気軽に買える市販品のお菓子があんまりないのですが、でもおやつは食べたいんだい。というわけで必要に迫られて作ってます。食いしん坊がめんどくささを凌駕したというか。自己流なんでへたっぴおやつですけどね。

が、仕事中にお菓子を作るのはいい感じに逃避行動気分転換というか、ギルティープレジャーですね。なんか後半は菜食日記の番外編みたいになりましたが、おやつを食べたら、さて、もう一仕事。